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ハクキンカイロ

1923年に発売されて以来ロングセラーが続いている白金を触媒としたカイロ、ハクキンカイロを使って防寒・寒さ対策をしましょう。ベンジンを燃料に24時間にわたって高温を維持するハクキンカイロは、特に寒冷地や厳冬期の防災対策に最適な防寒グッズです。

ハクキンカイロ

ハクキンカイロ(白金懐炉)とはなにか?

 ハクキンカイロは使い捨てカイロとは異なり、「燃料を補充することで繰り返し使えるカイロ」のことで、大阪にある「ハクキンカイロ株式会社」が1923年(大正12年)に発売して以来ロングセラーで売れている優れた防寒グッズです。

 燃料にはガソリンの仲間であるベンジンと呼ばれるオイルを用いており(ライターのジッポーオイルと同じ物です)、これを燃やすのではなく「触媒反応」と呼ばれる化学反応を起こすことで、最大24時間程度保温をし続けてくれます。

「ハクキンカイロ」ってどういう意味?

 ハクキンカイロを加熱する仕組みである「触媒反応」をおこすために、触媒部分にプラチナ(Pt)を用いているのですが、このプラチナを日本語で「白金」と表記します。つまり「白金懐炉」ですから、カタカナにすると「ハクキンカイロ」になります。

ハクキンカイロはどのくらい使えるのか?

 ハクキンカイロが発熱をし続ける時間は、ベンジンを入れる燃料タンクの大きさで決まります。ミニサイズの『ハクキンウォーマーミニ』で18時間、通常サイズの『ハクキンウォーマースタンダード』で14時間、ビッグサイズの『ハクキンウォーマージャイアント』で30時間程度の保温が可能です。

 またハクキンカイロそのものの寿命としては、消耗品を定期的に取り替えて大事にメンテナンスをすれば永久に使えることがウリとなっています。交換が必要なのは、触媒反応を起こして発熱をする「火口」を1~2年おきに、燃料タンクの中に詰まっている「綿(わた)」を5~10年おきに交換します。

ハクキンカイロはどうやって使うのか

 ハクキンカイロを使用するためには2つの手順が必要になります。それは、「①タンクに燃料(ベンジン)を入れる。」「②火口をライターやマッチで加熱する」という作業です。慣れれば1分もかかりませんので、使い捨てカイロと比べれば面倒ですが、大変というものではありません。

ハクキンカイロはお得なのか?

 ハクキンカイロは使い捨てカイロと比較して、繰り返し利用できるというメリットがあります。ただし、毎回燃料を補充しなければならないことと、数年おきに消耗品を交換しなくてはならないというデメリットがあります。使い捨てカイロとコストパフォーマンスを比較した場合は、「たくさん使うならお得、あまり使わないなら損」という結論です。

ハクキンカイロは防災的に考えてどうなのか?

 ハクキンカイロは、非常持ち出し袋に入れる緊急時用のアイテムとしてはおすすめできません。利用するために「燃料」を必要とするためかさばることと、「裸火を使って加熱」をしなくてはならないため災害時には危険を伴うことが理由です。

 一方、同じ非常時でも避難用ではなく備蓄用、ライフライン(電気・ガス・水道など)が停止した際に備えた備蓄用品としては、条件付きで利用が可能です。使い捨てカイロと比較して発熱量が非常に大きいため暖房器具の代わりとして使えること。また同じ時間利用する場合の保存面積が小さく住むことがメリットです。

 ただし、燃料のベンジンは時間がたつと変質します。基本的には1~2シーズンで使い切る必要がりますので長期備蓄には向きません。またベンジンは危険物ですので、そもそも災害向けの備蓄品には向かないというデメリットがあります。

 ハクキンカイロは防災向けというよりは日常向けの商品であり、たまたま災害時に存在していれば活用できるという位置づけになります。

  • ハクキンカイロの使い方・利用の準備方法

    ハクキンカイロを使用するためには、燃料タンクに使いたい時間分のベンジンを注入し、マッチやライターで触媒を加熱します。ハクキンカイロの使用に必要な道具、専用ベンジンの注入方法、ライターでの触媒のあぶり方などを写真と動画で解説いたします。

  • ハクキンカイロと使い捨てカイロのコスト比較

    ハクキンカイロと使い捨てカイロはどちらが「得」なのか、初期コストとランニングコスト、利用のシーンや時間別に検証しました。ライトユーザーは使い捨てカイロの方がお得、寒冷地や極寒時で利用するヘビーユーザーはハクキンカイロがお得です、ご覧ください。

  • ハクキンカイロを防災に活用する利点と欠点

    冬場の防寒対策として使い捨てカイロの備蓄は有効ですが、ではこれをハクキンカイロに置き換えるメリットはあるのでしょうか。ハクキンカイロの利点はなんといっても発熱量大きさです。寒冷地向けの防災グッズとしては優れていますが、温暖地には不要です。

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也Tomoya Takani
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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