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ツナ缶(シーチキン)ランプの作り方

最終更新日:

執筆者:高荷智也

災害時の停電対策と非常食の備蓄を兼ねられる、ツナ缶ランプの作り方を詳しくご紹介。ツナ缶が1時間燃え続けるランプに変身、もちろん燃焼後は美味しく食べられます。

ツナ缶(シーチキン)ランプの作り方

ツナ缶ランプ作成マニュアル

ツナ缶(シーチキン)ランプの作成手順を、声と文字の解説が入った分かりやすい動画でご覧いただけます。動画が上手く再生できない場合は、こちら(YouTube)からご覧ください

動画1:ツナ缶(シーチキン)ランプの作り方

ツナ缶ランプの材料と道具

  • 材料(ランプ1個辺り)
    • ツナ缶:1個
      油漬け・オイルサーディン系の缶詰ならばツナ缶以外でも使えます。ただしツナ缶でも油漬けではない水煮は使えませんのでご注意ください。
    • ティッシュ:1枚
  • 道具
    • 缶に穴を開けるための器具
      穴開け器付の缶切り、釘とカナヅチ、ドリル、キリなど、なんでも構いません。また手をケガしないように軍手があれば安全です。
    • ハサミ(なくてもよい)
    • 燃焼後に食べるならばハシや食器
ツナ缶ランプの材料と道具

写真1:ツナ缶ランプの材料と道具

ツナ缶ランプ作成の手順とポイント

ランプの芯を作るため、ティッシュを半分に裂く

このティッシュがランプの芯になります。余った半分はオイルの汚れを拭き取るために使えます。

ティッシュを裂いてランプの芯にする

写真2:ティッシュを裂いてランプの芯にする

ティッシュをこより状にして細くしていく

ティッシュを細くたたんだら、指でねじってこよりを作るようにヒモにしていきます。

ティッシュをこより状に細くする

写真3:ティッシュをこより状に細くする

ツナ缶の高さの2.5倍程度の長さにする

完全にヒモ状になったら、ツナ缶の高さの2.5倍ほどの長さにします。ハサミがあれば余分な部分を切っても構いません。

ティッシュをツナ缶ランプの芯に

写真4:ティッシュをツナ缶ランプの芯に

芯を刺す穴を缶に開ける

芯が刺さる大きさの穴を開けます。穴を開ける道具はなんでも構いません。

ツナ缶に芯を刺す穴を開ける

写真5:ツナ缶に芯を刺す穴を開ける

芯をランプに刺す

開けた穴に芯を刺せばツナ缶ランプの完成です。芯の頭が1センチほど出る所まで押し込んでください。

数分たって芯の先端まで油が染みこめば、火がつけられます。

ツナ缶に芯を刺せばツナ缶ランプの完成

写真6:ツナ缶に芯を刺せばツナ缶ランプの完成

ツナ缶ランプに火をつける

ライターやマッチで点火する

芯の先端まで油が染みていることを確認して、火をつけてください。火が上手くつかない場合は、芯の長さやこよりの作り方を変えてみてもよいです。

ツナ缶ランプに火をつける

写真7:ツナ缶ランプに火をつける

火が消えた後はそのまま食べられます

火が消えた後のツナ缶は、そのまま食べることができます。燻製風味になっていますが焦げ臭くなったり、パサパサになることもなく食べることができるので、明かりと非常食が同時に確保できます。

火が消えた後のツナ缶の中身

写真8:火が消えた後のツナ缶の中身

ツナ缶ランプの燃え方と時間の推移

ランプが燃え続ける時間は、ツナ缶の種類、大きさ、芯の素材や形によって変わりますが、標準的なツナ缶を使った場合はおおよそ1時間前後が燃焼時間の目安です。

ここでは1時間燃焼したツナ缶ランプについて、時間の経過と燃え方をご紹介します。

火をつけて一分後

火をつけて一分ほどたつと、大きな炎が上がって周囲を明るく照らします。やけどや火災には十分注意してください。

ツナ缶ランプ点灯後1分

写真9:ツナ缶ランプ点灯後1分

火をつけて五分後

五分ほどたつと燃え方が落ち着き、周囲をほんのり明るく照らします。

ツナ缶ランプ点灯後5分

写真10:ツナ缶ランプ点灯後5分

火をつけて十分後

火をつけて五分以降は以後四〇分ほどまで、同じくらいの明るさで燃え続けます。

ツナ缶ランプ点灯後10分

写真11:ツナ缶ランプ点灯後10分

火をつけて二〇分後

ツナ缶ランプ点灯後20分

写真12:ツナ缶ランプ点灯後20分

火をつけて三〇分後

ツナ缶ランプ点灯後30分

写真13:ツナ缶ランプ点灯後30分

火をつけて四〇分後

このツナ缶ランプの場合は、四五分前後で火が小さくなり始めました。

ツナ缶ランプ点灯後40分

写真14:ツナ缶ランプ点灯後40分

火をつけて五〇分後

火をつけて五〇分後には明らかに火が小さくなり、照明として使うのは難しくなっています。

ツナ缶ランプ点灯後50分

写真15:ツナ缶ランプ点灯後50分

火をつけて一時間後

火をつけて六〇分後には、ほとんどくすぶる程度の火になり、程なくして消えました。

この段階でツナ缶を開封すると、完全に油がなくなった訳ではなく、そのまま食べてもぱさつく感じはありません。

ツナ缶ランプ点灯後1時間

写真16:ツナ缶ランプ点灯後1時間

注意事項

災害時の停電に備えて、明かりの準備を

地震や台風などの災害時には、停電に備えた明かりの確保が必要です。暗闇の中では思わぬ危険がありますから、普段から各部屋や枕元に懐中電灯などを用意するようにしましょう。

消費電力が小さく(電池が長持ちする)球切れの心配がないLED懐中電灯が優れています。寝室や玄関、廊下などには、停電すると自動的に明かりがつくタイプの懐中電灯を設置しておければ安心です。

大地震直後にツナ缶ランプは「絶対使わない」

ツナ缶ランプは、大地震の直後の明かりとしては絶対に使用しないでください。大きな被害をもたらす規模の震災となった際、地震直後は辺りに木くずや粉塵、がれきや木片が飛散し、大変燃えやすい状態になっています。

ツナ缶ランプはもちろんロウソクなど、裸火をつけると大火災の原因になりかねませんから、周囲が落ち着くまで絶対に火は焚かないようにします。

ツナ缶ランプの使い時は?

地震以外を理由とした停電、またアウトドアやレジャーなどではロウソクの代わりとして活躍します。魚のにおいが好きな方はアロマの代わりに使うこともできる…かもしれません。

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也Tomoya Takani
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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