東京防災に掲載されている空き缶&サラダ油ランプのテスト
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執筆者:高荷智也
こんにちは、備え・防災アドバイザーの高荷です。
防災の専門家が嫉妬する防災本、東京防災(あんなイイ感じの防災本をたった140円で売られたらたまらないですよね)に掲載されている、アルミ缶とサラダ油を使ったコンロのテストをしてみました。そのうち手作り防災コーナーに掲載しますが、まずは所感について。
レシピと作り方は東京防災準拠、ティッシュをこよりにして芯を作り、アルミ箔で巻いて固定して、サラダオイルを入れた空き缶に沈めて着火しました。芯が太いほど火力が強い、というのはおなじみツナ缶ランプで実証済みでしたので、芯の太さを大小2タイプで変えて試してみました。
太い芯(1本ティッシュ半分)
細い芯(1本テッシュ1/4)
こんな感じです。最初は激しく燃えてススが凄いですが、先端が炭化して落ち着くと火力が落ち着き、ススも見た目は減ります。太い芯で試した方は、10分ほど燃やし続けたところ巻が異常に加熱し、気泡が立ち上り始め、カタカタと怪しい音がし始めましたので終了。
火力が強すぎて油の温度が上がりすぎたのでしょうか、缶も手で触れられない熱さになっていたので注意が必要です。細い芯で試した方は特に問題ありませんでしたが、火力が小さいため調理には時間がかかりそうな印象でした。次は湯沸かし時間などを比較してみます。
注意
この手の火遊びは、かならず厳重な消火の準備をして、周囲に燃える物がない場所で行いましょう。消火器、水で浸したバスタオルなどが必須です。可能であれば引火物のない広い屋外で行うとよいでしょう。