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Voicyそなえるらじお #16『今年の漢字にみる災害世相』

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #16『今年の漢字にみる災害世相』

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、12月15日(火)、本日も備えて参りましょう!

「今年の漢字」は「密」となりました

本日は、「今年の漢字」のお話です。

さて、昨日の放送で「今年の漢字」が何になるか、と予想しておりました。とにかくCOVID-19一色の年でしたので、

  • 災いを意味する、コロナ禍の「禍」ですとか…
  • 感染症用語で使われる、曝露の「曝」ですとか…
  • 逆に対策側で重要な、3密の「密」ですとか…
  • この辺りではと考えておりましたが、「密」が選ばれました。
  • これについてはなっとく感のある結果だったのではないでしょうか。
  • 第1位の「密」、第2位にダブルスコアをつける圧倒的な支持だった様です。
  • ちなみに第2位はコロナ禍の「禍」わざいわい、第3位は病気の「病」やまいと、流行語大賞と同じく多くを感染症関連の言葉が締めておりました。

2009年の「今年の漢字」

では過去の「今年の漢字」はどのようなセレクトだったのでしょうか。

  • まず前回のパンデミック、2009年の新型インフルエンザ時
  • 流行語大賞は、トップテンに「新型インフルエンザ」という言葉がセレクトされましたが
  • 2009年の今年の漢字は「新・あたらしい」でした。
  • 新型インフルエンザの文字も含まれますが、当時の民主党による新内閣設立、米国オバマ大統領の就任、その他様々な社会制度が生まれた年ということで、「新」が選ばれた。

過去の「今年の漢字」

ではその他、災害に関係する「今年の漢字」にはどのようなものがあったのでしょうか

  • 大地震や大雨被害が相次いだ2018年は災害や被災のさい「災」が選ばれました。今年の漢字が「災」になるとは、どれほど苦労の多い年だったのかと、未来に強いメッセージを残すことになりますね。
  • ちなみにこの「災」という漢字は、2004年にも「今年の漢字」に選ばれています。2004年も、10月23日の新潟県中越地震をはじめ、浅間山の噴火、全国での風水害、また津波による被害で20万人を超える死者を出したスマトラ島地震など、多くの災害が発生した年でした。
  • また3.11・東日本大震災のあった2011年は、流行語大賞のトップテンにもセレクトされた「絆」が
  • 「今年の漢字」がスタートし、阪神淡路大震災の生じた1995年は、震災の震、「震」が今年の漢字に選ばれました。

本日も、ご安全に!

ということで、昨日の流行語大賞に続き、本日は今年の漢字から見る、災害世相についてのお話でした。今年の漢字「密」が、来年はぜひポジティブな意味で使われることを祈りつつ、マメな手洗いなどを継続して行きたい所です。

それでは皆さま、本日も、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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