Voicyそなえるらじお #40『長期食料備蓄の方法「宅内仕送り箱」への質問回答』
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、1月25日(月)、本日も備えて参りましょう!
コメント回答をいたします
ご質問1
仕送り箱を普段からやられてると言うことは、日常的にレトルト食品や缶詰め類も召し上がってるのですよね?缶詰めやレトルト類など、賞味期限がやや長めの食品を備蓄の為にも買うよにはしてるのですが、もともと我が家はレトルト食品や缶詰類、お菓子類などあまり食べる習慣が無かったので、いいものを買っても高荷さんの仕送り箱のようにテンション上がる...と言うのが家族にあまり見られません。お米やパスタなどは良いのですが。どうしたら良いでしょうか?
- ある程度ライフスタイルを変えて行く必要はあります
- 手作りの食事が多そうですので、月に数食程度、おかずの小鉢を少し足すような所から始めるのが手軽です。
- 例えばサバやイワシなどお魚の水煮や味噌煮などを1品
- 豆の煮物やイカの煮物などのおかず缶詰を1品
- これらはそれほど価格も高くありませんので、月に数回、食事のおかずに1品増やす程度で備蓄するだけでも、×10ヶ月分の箱になればそれなりの量になります。
- また焼き鳥の缶詰、コーンビーフ、SPAM缶などの肉類の缶詰や、
- ツナ缶、スイートコーン、トマト缶などの缶詰は、そのままおかずにすると言うよりは材料になります。こうした素材に近い缶詰を使ったレシピも色々公開されていますので、月に数回、食事の材料として使うだけでも、それなりの量の備蓄となります。
- 個人的には、トマト缶や豆の缶詰を使ったポークビーンズなどが好きなので、非常食と言うよりは通常のレシピとしてよく食卓に登場しております。
- またパスタソースやチャーハンの素などは、休日の子どもの昼食としてよく登場します。月数回程度でも、やはり×10ヶ月分となればそれなりに量になります。
- レトルトや缶詰のミートソースなども、パスタとして食べることもあれば、ドリアなどの材料に化けることもよくありますので、毎月いくつかのレトルト食品や缶詰が登場することが決まっていれば、それを使ったレシピをササッと調べてレパートリーに尽かしていく、というようなやり方でしょうか。
- スーパーやドラッグストアの、缶詰・レトルト・インスタント・フリーズドライなどのコーナーも、よく見てみると相当充実しております。こんなのがあるんだ、という発見はなかなか新鮮ですので、そうした楽しみ方もあります。
- また、家族全員で消費しなくても、誰かが集中的に好きな物をまとめ買いしておくのも手段です。私は個人的にプロテインバーや、レトルトおでんをヘビーローテーションでかなり消費しますが、これは「宅内仕送り箱」「の中にもそれなりの量が入っています。
- 平時は私しか食べませんが、非常時になればこれがそのまま家族の食事となりますので、何かを大量消費する家族がいる場合は、その在庫を多めに持つというのも手段です。
- 長期備蓄を手軽に行える「宅内仕送り箱」ですが、完全に今の生活を変えないということも難しい場合がありますので、無理のない範囲で食生活に取り入れて行く。既存の材料を置き換えて行く。おかずを1品追加する、などの対応を色々考えられると良いのかなと思います。
ご質問2
高荷先生は宅内仕送り箱どんな箱を使ってますか?安定安心のフィッツケースですか?
- まさに、TENMAのフィッツケースを使っています。
- 当初は普通の段ボール箱に入れておりましたが、
- 10年以上が経過した現在は、頑丈な箱ということで、フィッツケースにたどりつきました。
- 入れ物は基本的に何でも大丈夫ですが、箱の内側に大きな袋を入れて、その中に食品を入れるようにするとよいと思います。湿気などから食べ物を守りつつ、食べた後のゴミ袋にもなるので便利です。
本日も、ご安全に!
本日は、長期食料備蓄のひとつの方法、「宅内仕送り箱」に関する質問回答をいたしました。本格的に長期備蓄に励む場合には便利な方法ですが、やり方やアレンジ方法はいろいろありますので、ぜひ楽しい備蓄方法を考えて見て下さい!
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!