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Voicyそなえるらじお #41『避難所と自宅の寒さ対策・準備したいこと』

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #41『避難所と自宅の寒さ対策・準備したいこと』

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、1月26日(火)、本日も備えて参りましょう!

冬の寒さ対策が必要です

寒い時期の避難生活で問題となること、注意しなければいけないこと

・寒さ対策で最も重要なことは「死なない」こと
・寒さ対策は、地域性・季節性が非常に大きい
・日中の気温が氷点下になるような地域では即生命に関わるが、
・外気温が10℃以下になると屋内でも凍死者が出はじめるため、北国限定ではない

・熱中症対策も問題だが、あちらは日陰でおとなしくすれば死なない
・寒さ対策は、無体策×夜間は死亡する恐れがでるため、重要となる
・冬場に発災した場合、発災後に雨や雪などが降ってきた場合などは特に注意

・命にかかわらないとしても、避難所の床などは基本的に固くて冷たいため、
 特に夜間の冷え込み対策がないと体調を崩したりする可能性が高まります

寒さ対策として準備しておきたいこと

1)暖房器具
・日中の最高気温がゼロ℃以下になる地域は、本格的な暖房器具が必須
・停電対策として、できれば石油ストーブなどを備蓄したい
・平時から石油を使う様なライフスタイルにして、灯油を日常備蓄する
・停電時にも使える様に、ファンヒーターではなく反射式の物を
・これがあれば、暖房および煮炊きができるため凍死の恐れは低下する

・石油ストーブが使えない場合や、日中の最高気温がゼロ℃以下にはならない地域では、カセットガスストーブなどを備蓄することを推奨
・灯油はワンシーズンの保存も難しい場合があるが、ガスボンベなら7年保存できる
・カセットガスは安価なため、毎年少しずつ消費して入れ替えるのが簡単

2)カセットコンロ

・カセットガスストーブとあわせて、カセットコンロもぜひ準備したい
・カセットコンロがあれば、お湯を沸かしたり、お茶を煎れたり、温かい食事を作ったり
冬場の被災生活に大変便利、非常用トイレとあわせて最重要グッズのひとつ
・また湯たんぽにお湯をいれたりと、暖房器具を増やす為にも活用できる

3)その他の防寒グッズ

・上記を用意しない場合でも、防寒グッズは追加しておくと良いでしょう。
・使い捨てカイロ、アルミブランケット、圧縮毛布
・水濡れ対策のレインウェアも防寒着として使えるため必須です

・固い床対策として、空気を入れて膨らませるエアマットや、
・その上に置いて使う寝袋などがあると、快適性がかなり高まります、
・というか、エアマットなどがないと冷たい床で眠るのは相当シンドイです

本日も、ご安全に!

全てを防災専用にするとお金も手間も膨大になるため、できるだけ普段から使えるアイテムを混ぜられるとよいですね。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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