こんばんわ！備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、10月4日（月）、本日も備えて参りましょう！

月初の自己紹介とちょっとしたお話の日

本日のテーマは「新型コロナウイルスワクチン」です。

• 昨日、10月3日の日曜日、新型コロナウイルスワクチンの1回目接種を行って参りました。もっと早く接種ができるものならば早く行いたかったのですが、基礎疾患のない30代男性というのは優先順位が最も低く、ようやく予約が取れたのがこのタイミングとなりました。
• 接種後は、発熱はなし、接種した左腕に軽い痛みとしびれを感じましたが腕が上がらないとか、手が動かないとか、そうした副作用はなく、本日は平常通りお仕事をして参りました、というより現在進行系です。

ワクチン接種はSFの話でした

• さて、このコロナワクチン接種、私、感動いたしました。
• 簡単に言えば、SFの世界でしか語られていなかった、全人類ワクチン接種という異世界体験を、自分自身が行うことができたからです。
• 2020年から現在進行系の、新型コロナウイルス感染症・COVID-19、このパンデミックが発生する前から、いつかかならずパンデミックが発生すると想定され、各国の政府が法律やガイドラインの整備を行ったり、企業がBCP・事業継続計画にパンデミック発生時の計画を盛り込んだり、といった準備が行われてきました。
• とりわけ、2002年にSARSが流行し、
• 2005年頃に強毒性の新型インフルエンザによるパンデミックの脅威が広く報道された頃から、いつ「ヤバイ」パンデミックが発生してもおかしくない、そうした指摘がなされてから、こうした次のパンデミックへの備えが加速した様に思えます。
• この当時から、パンデミックの流行を終息させるためには、全人類へのワクチン接種が最良であるとされ、いかに短時間でワクチンを開発するか、そしてワクチンが開発されるまで、死者を最小限に留めるか、といった議論が交わされていました。
• しかし2009年の新型インフルエンザでは、感染者こそ全世界で少なくとも6千万人以上と大きな流行を見せましたが、致死率が極めて低く、季節性のインフルエンザよりも死亡する人の割合が小さかったため、ワクチン開発をするまもなく、忘れ去られてしまいました。
• その後10年間は、MARSの流行、エボラの再流行、ジカ熱の流行などが局地的に起こりましたがパンデミックにはいたらず、そして満を持して登場したのが、2020年の新型コロナウイルス感染症だったのです。

空想の世界を生きている

• 新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから、世界の日常は一変しました。これは私達が現在進行系で体験している通りです。
• そして、物語の世界でしかなかった、ロックダウンが行われ、緊急事態宣言が発出され、そして現在、全人類へのワクチン接種が進められています。SFの世界でしかなかったパンデミック世界を、今私たちは生きているのです。
• ところで、私の周辺では、家族、親戚、同僚、コロナ陽性者は発生しておらず、セミナーや講演会、コンサルティングの現場でコロナの話はしつつも、COVID-19は少し遠い世界の出来事のように思っていました。
• この世界がグッと近くなった出来事が昨日、コロナワクチン接種です。行政による集団接種会場での接種を行ってきましたが、担当されている皆様ももう慣れた様子で、ほぼ流れ作業で、極めて効率よく、一瞬のよどみもなく、機械的にワクチン接種が進められていく様は、何というか、軽い緊張感と非現実感を感じる要素に溢れており、そして、感動しました。
• 2020年1月の新型コロナウイルス感染症流行開始から、わずか1年少しでワクチンが完成し、そして現在、全世界のワクチン総接種回数は63億回に達しています。ワクチン接種開始からわずか半年ほどで、人類の半分弱がワクチン接種を完了したことになります。
• 単純に、すごいなと、思いました。

本日も、ご安全に！

ということで、本日は「新型コロナワクチン」のお話でございました。

現在国内では、新規感染者の第5波が終息し、今後どうなるのか、先行きがまだ見えない状況が続いています。引き続き、個々人の感染拡大防止対策をマメに行いつつ、この状況が解消する道しるべが現れるタイミングまでがんばるしかないと、思っております。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に！