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Voicyそなえるらじお #256 今年の漢字…にみる災害世相2021

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #256 今年の漢字…にみる災害世相2021

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、12月14日(火)、本日も備えて参りましょう!

5年ぶり4回目の「金」

本日のテーマは「今年の漢字」です。

  • 昨日12月13日、毎年恒例の「今年の漢字」が発表されました。
  • 結果は金銀銅の「金」、ポジティブな理由としては東京オリンピックでの選手団の活躍などが挙げられ、ネガティブな理由としては新型コロナウイルス感染症拡大にまつわる休業支援金や給付金など、お金にまつわる話題が多かった、などが上げられていました。
  • ちなみに「金」という漢字が選ばれるのは5年ぶり4回目、前回はリオ五輪のあった2016年、その前はロンドン五輪のあった2012年、その前はシドニー五輪のあった2000年です。
  • オリンピックイヤーには「金」という言葉が今年の漢字に選ばれやすいですが、直に直近3回は連続で選ばれていることが印象的です。

2020年は密でしたね

  • ちなみに今年の漢字、2021年の1位は「金」でしたが、2位は五輪の「輪」でした。1位と2位の差は歴代最小だったということですが、とにかくオリンピック的な何かを表現したかった1年かなと、いうところでしょうか。
  • 一方昨年2020年は「密」が選ばれていましたが、第2位はコロナ禍の「禍」、1位の密は2位の禍にダブルスコアをつける圧倒的な支持率…だったわけですが、まあ2020年はとにかく最初から最後までコロナ一色でしたので、納得の結果です。

過去にも災害ネタは多い

  • 今年の漢字は、ポジティブな年もあれば、ネガティブな年もあります。
  • 特に、自然災害などが頻発した年には、ネガティブな漢字が選ばれることがよくあります。
  • そもそも、今年の漢字が誕生したのは1995年ですが、95年と言えばなんと言っても阪神・淡路大震災から1年が始まり、3月にはオウム真理教による当時世界最悪の化学テロ事件となった地下鉄サリン事件が起こるなど、まさに世間が震えた年だったということで、初めての「今年の漢字」は、ネガティブセレクトな震える「震」という漢字でした。
  • その後も、ダイオキシンや環境ホルモンが問題となり、和歌山カレー毒物事件などが発生した1998年は「毒」が。
  • 9.11米国同時多発テロや、デフレ・失業・BSE狂牛病問題が本格化し、国家も生活も戦場に引きずり込まれた2001年は「戦」が。
  • 新潟中越地震、浅間山噴火、記録的な台風の上陸、猛暑による農作物被害などが相次いだ2004年は「災」が。
  • 3.11東日本大震災が発生した2011年は「絆」が。
  • 島根西部地震、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震、台風21号と24号などが相次いだ2018年は再び「災」が。
  • そして新型コロナウイルス感染症一色となった2020年は「密」が。
  • などなど、自然災害や社会を揺るがす事件が生じると、度々今年の漢字にも災害世相が現れることになります。
  • 忘れた頃にやってくる天災を思い出すためのイベントとして、こうした今年の漢字という行事を使って見るのも、よいなと思います。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「今年の漢字」のお話でございました。

ちなみに、私の個人的な今年の漢字はなんだったかなと振り返ってみますと…

ちょうど39歳となり人生も折り返し地点であったり、また昨年から始めたyoutubeやvoicyなどの新しい仕事も、まだまだ道半ばということをふまえ、自らにカツを入れる意味合いで、半分の「半」という文字かなと思います。

2021年も残すところわずかとなって参りました。残りの半分を少しでも取り戻せるよう、引き続きがんばって参りたいと思います。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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