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Voicyそなえるらじお #57『家はなぜ燃えるのか?住宅火災の5大原因!』

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #57『家はなぜ燃えるのか?住宅火災の5大原因!』

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、2月18日(木)、本日も備えて参りましょう!

冬は火災に注意!

本日のテーマは「建物火災」です。しばらく、火災のお話をします。

恐ろしい災害、火災

  • 冬は乾燥しやすく、火災が起こりやすい季節です。
  • 日本では、毎年2万件程度の建物火災が発生しています。このうち半分の1万件程度が住宅火災で、残りは工場や店舗などの火災です。
  •  建物火災の出火原因をグループ分けすると、「不明」や「その他」を除けば、おおよそ5種類に分けられます。まず出火原因として最も多いのが「コンロ・ストーブ」、燃やすための器具ですから、当然出火原因にもなりやすい道理ですね。ちなみに住宅火災の場合、コンロはガス9割・電気1割、ストーブは電気ストーブと石油ストーブが半々です。

     つぎに「放火・放火の疑い」、注意してもどうにもならないかと思いきや、そんなことはありません。家の周りに燃えやすい物を置かない、死角になりやすい場所を減らすなど、防災と言うよりは防犯の延長になりますが、放火されづらい環境を自助努力で作ることはできますので、どうにもならないと諦めてしまうのは早計です。

     3番目は「たばこ」、健康にとっても出火原因としても百害あって一利なし、禁煙をすることをおすすめします。ちなみにiQOS(アイコス)などの電子タバコは、普通のタバコと比べると火災の原因にはなりづらく、火災の提言に一定の効果があるという調査結果が出ています。が、それでも火災を「起こさない」訳ではないので、安心してはいけないようです。

     4番目は「電気配線・電気器具」、具体的には家電、延長コード、壁の中の配線などによる出火となります。延長コードを折りたたみすぎたり、たこ足をしすぎることで加熱したり、ホコリがたまりすぎてトラッキング現象(スパーク)が生じたりと、正しい使い方と適切な管理をしていれば防ぐことができるものが多いため、日々の管理が必要な原因と言えます。

     そして5番目は「裸火」、具体的には灯火(主にロウソクですね)、マッチやライター、たき火、火遊びといった、まぁ「火を付けたら火災になった」という分かりやすい要因になります。基本的に自分の意思で、かつ自分の目の前で火を付ける行為なわけですから、これはもう「注意しろ」と言うほかありませんね。火で遊ばない、火を付けるときは燃える物を周りに置かない、そして消火道具を近くに置いておく、という当たり前の対策で防ぐことができる火災です。

本日も、ご安全に!

火災は、注意をすれば発生そのものを防ぐことができる災害です。ぜひ出火原因になりそうな物、行為を減らして、自宅の安全を確保するようにしてください。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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