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Voicyそなえるらじお #66『箱根八里を歩き、帰宅困難対策と富士登山演習を』

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #66『箱根八里を歩き、帰宅困難対策と富士登山演習を』

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、3月4日(木)、本日も備えて参りましょう!

箱根八里は天下の険

本日のテーマは「防災雑談」です。

今日は江戸時代に一里塚が整備された日として記録されています。いまから417年前、1604年(慶長9年)の3月4日…当時は旧暦でしたので、昔の日付で言えば2月4日になりますが、この日から全国の街道に一里塚の整備が始められたそうです。

  • 一里塚的なものは、平安時代頃からあったそうですが、本格的に整備が始まったのは江戸になってからで、徳川家康が、第二代将軍となる三男の徳川秀忠(とくがわひでただ)に命じて設置が行われました。
  • 江戸の日本橋を起点に、全国へ伸びる街道に対して、1里・4km頃に土を盛り上げて塚を作り、その上に木を植えた一里塚を、10年ほどの歳月をかけて整備したということです。地味ですが重要な国土開発ですね。

富士山はいいぞ

 所で、私の趣味のひとつは富士登山です。

  • 厳密に言いますと、登山全般が好きなのではなく、富士山に登ることが好きなのです。
  • なぜ富士山なのかと言えば、わが家から一番近くにある山のひとつが富士山だったから、という理由です。
  • もともと高い所が好きなのですが、その中でも日本最高峰であるのが富士山、そして私がすんでおります静岡県三島市から最も近い山のひとつが富士山、自宅の近くに日本最高峰があるのならば、登らないわけにはいかない、ということで毎年数回登に行くことが恒例になっております。
  • 2013年から富士登山を始めまして、これまで11回チャレンジをしております。昨年2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、富士山全体が閉鎖されてしまい残念な状況でしたが、今年はどうなることか、ドキドキしながら山開きを待つ日々となっております。
  • ところでこの富士登山、何度も登っておりますが、毎回キツイです。頂上が近づくにつれて、もう二度と登りたくないと思いながら登るのですが、山頂で非常食ランチを食べて下山するとあら不思議、次はいつ来ようかなと言う気持ちになります。はっきり言ってドエムの心境です。
  • 富士山に登ってから数日間は、激しい筋肉痛に悩まされます。特にシーズン一発目は厳しいです。また富士山は1年中登れる山ではなく、基本的に7月から9月上旬まで、山開きをして山小屋が営業している期間しか、一般人は登ることができません。
  • そこで毎年、春から富士山山開きの直前までの期間、トレーニングを兼ねて、自宅近くにあるもうひとつの山、箱根にウォーキングに出かけるのが定番なのです。
  • つい先日も、今年1回目の箱根山歩きをしてきました。この時歩くルートが、旧東海道であり、その道中には結構、一里塚が残されているのです。ということで冒頭のお話に繋がりました。

あちこちに一里塚残っていますよ

  • 私が良く山歩きをするのは、旧東海道53次、江戸から9番目の宿場町、小田原宿、隣の箱根宿、そして11番目の宿場町である三島宿の区間です。
  • 天下の険とうたわれた、箱根山を東西に越える東海道箱根八里・32キロが富士登山のトレーニングに最適ということで、シーズン前に子どもを連れてよく歩きに行っています。
  • この、箱根山を登って降りる箱根八里は、2018年に日本遺産に認定されていまして、江戸時代に整備された石畳、茶屋、関所、並木道などが当時の姿のまま残されており、とても風情のある山歩きルートなのです。
  • 今でこそ、しっかりした登山靴と装備で歩くことができますが、当時はこの険しい石畳のルートをわらじで行き来していた…と思えば、なんとも恵まれた時代になったなぁと実感します。
  • また、数十キロを何度も歩いた経験があると、災害などで交通機関が止まった場合も、まぁなんとかなるという地震を持つこともできますので(地震だけに…)、防災訓練の一環としても長距離ウォーキングはおすすめです。

本日も、ご安全に!

はたして今年は富士山に登ることができるでしょうか。無事山開きが行われた際には、山頂でのvoicy収録なども行ってみたいですね。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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