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Voicyそなえるらじお #67『スギ花粉×コロナ禍=ストーブ火災?!』

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #67『スギ花粉×コロナ禍=ストーブ火災?!』

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、3月5日(金)、本日も備えて参りましょう!

ストーブ火災に注意

本日のテーマは「火災対策」です。

花粉症の季節、として新型コロナウイルス感染症の影響で、である火災が生じやすくなっています…それは、ストーブ火災です。

  • 家庭の火災原因、上位のひとつが「ストーブ火災」
  • ちなみにストーブ火災の原因は、大きく「電気ストーブ」と「石油ストーブ」に分けられますが、その内訳はほぼ半々です。
  • またストーブ火災の経緯を見ると、ストーブそのものが燃えるということは希で、ストーブの周りにある何かが燃える、ということが出火原因になっています。

花粉症の季節は室内干しが増えますよね…

  • 洗濯物を外に干したくないシーズンです
  • 乾燥機があればこれも利用できますが、洗濯物の量が多かったり、乾燥機に入らない・入れたくないものは、室内干しにすることも多いかと。
  • この時、早く乾かそうとしてストーブを併用することが、火災の原因に直結します。
  • ストーブ火災の多くで、ストーブの上に洗濯物が落下することが出火原因となっています。実はこれは本当に多くて、例えば東京消防庁の統計では、わざわざ火災の原因に「ストーブへの洗濯物の落下」という項目を付けて、分けて統計を出すほどによくある出火原因なのです。
  • 具体的には、ストーブ火災の原因の1割弱が、洗濯物の落下です。
  • 洗濯物を室内干しする際は、エアコンとサーキュレーターや扇風機を併用しましょう。

コロナ禍で換気をしますよね…

  • 3密対策で重要な行為のひとつが換気です。
  • 特にオフィスや店舗などでは、時間を決めて換気をすることも増えていると思います。
  • 家庭においても、換気をする機会が増えているかもしれませんが、この時注意が必要なストーブ火災の原因が、カーテンなどの接触です。
  • これも非常に多いパターンで、ストーブを窓際、カーテンの近くで使用したことで出火するというケースがとても多いのです。
  • ストーブの周りにはヒラヒラしたものを置かない、ストーブの近くの窓を開けて換気する際は目を離さない、などを意識して下さい。

その他としては

その他のストーブ火災の原因としては…

石油ストーブの給油は火を消してから

 給油時にこぼれた灯油に引火する、という出火も全体の1割弱程度発生しています。給油をする際には完全に火が消えたことを確認するようにしてください。また本体ではなく取り外すカートリッジ式のタンクに給油する場合は、タンクの蓋しっかりとしまっているか、キャップの確認をよく行いましょう。

電気ストーブやファンヒーターは、未使用時に電源プラグをコンセントから抜く

 スイッチひとつで簡単に電源が入る電気ストーブやファンヒーターをつかっている場合、何かの拍子(スイッチの上に何かが落ちてくるとか、何かが倒れ込んでくるなど)でスイッチが入り、近くに置いてある可燃物が燃え出すという事故があり得ます。子供のいたずら防止(コンセントを理解していたら危ないですが)のためにも、未使用時は電源プラグをコンセントから抜いておくようにしましょう。

ストーブを付けたまま眠らない

 布団とストーブの相性はよくありません。布団の近くに火が付いたストーブを置いたまま眠るのは大変危険です。最初は距離があっても、寝返りで布団が動いたりするとストーブに接触して出火することがあります。またベッドで寝ている場合も、布団がベッドからずり落ちてストーブに接触して出火、ということも実際の事例として生じています。

本日も、ご安全に!

タダでさえ厳しい新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、火災という複合災害を起こさないためにも、温かくなるまでもう少しの間、ストーブの扱いについてはご注意ください。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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