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Voicyそなえるらじお #94『2013年淡路島地震、大阪・神戸では初の緊急地震速報を受信』

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #94『2013年淡路島地震、大阪・神戸では初の緊急地震速報を受信』

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、4月13日(火)、本日も備えて参りましょう!

2013年・淡路島地震

本日のテーマは「2013年淡路島地震」です。

8年前の本日、2013年4月13日の早朝5時33分ごろ、兵庫県淡路島付近を震源とする、最大震度6弱を観測した、マグニチュード6.3の大地震が発生しました。

  • 1995年の阪神・淡路大震災と同じ、早朝の大地震、
  • かつ震源が淡路島と近くであったことから、当時の大地震を体験していた方々にとっては、恐ろしい体験であったと思われます。
  • この地震では、震源直上の兵庫県淡路市で震度6弱、南あわじ市で震度5強、洲本市(すもとし)で震度5弱などの強い揺れを観測しました。
  • 幸いにして死亡者の発生や、大規模な建物倒壊地域の発生はありませんでしたが、
  • 洲本市で3千棟以上、淡路市でも千棟近くの建物が、屋根や壁の損傷を受けるなどの被害を受けました。
  • なお、この地震が、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震の余震なのかどうかは、はっきりと分かっていません。
  • これは科学的には重要なことですが、私達が家庭で行う防災にとってはあまり重要なことではなく、大地震は、海溝型地震の様に繰り返し発生し続けている地域だけではなく、これまで地震があまり起きていなかった場所で大地震が起きた場合も、またいままで歴史に残る大地震が発生したことのない地域でも、日本の場合はいつでもどこにでも大地震が来るかもしれない、と考えた対策が必要だということいなります。

緊急地震速報について

  • 2013年の淡路島地震では、一般向けの緊急地震速報も発表されました。
  • 地震発生から7.6秒後、緊急地震速報の予報、第3報が、緊急地震速報の警報として、一般向けに配信され、携帯電話やテレビなどでもアラームが鳴りました。
  • ただ、震源が市街地の近くで、かつ比較的浅い地震であったため、強い揺れに見舞われた淡路島の各地域では、揺れに襲われてから緊急地震速報が鳴る状態となりました。
  • また、緊急地震速報の一般向けの運用が始まったのは、2007年10月1日で、2011年の東日本大震災以降、東日本では散々緊急地震速報が鳴り続けていましたが、
  • 西日本での大地震は、東日本に比べると少なく、
  • 2008年4月28日に、宮古島近海でM5.2・震度4
  • 2008年7月8日に、沖縄本島近海で、M6.1・震度5弱
  • 2009年10月30日に、奄美大島北東沖で、M6.8・震度4
  • 2010年2月27日に、沖縄本島近海で、M7.2・震度5弱
  • 2011年7月5日に和歌山県北部でM5.5・震度5強
  • 20011年11月21日に広島県北部で、M5.4・震度5弱
  • の合計6回で、緊急地震速報が発表されていました。
  • しかし、大阪・兵庫・四国地方などでは、まだ緊急地震速報が鳴ったことがなく、この2013年の淡路島地震が初めてのことで、初めて本番の音を聞いたという方も、多かったのではと思います。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「2013年・淡路島地震」のお話でした。明日は、2016年熊本地震の1回目の揺れから5年目と言うことで、また大地震の話題を取り上げたいと思います。

また、先週末から続くトカラ列島での群発地震、昨晩4月12日の23時過ぎにはM5.2・最大震度4の、やや大きな地震を観測した他、北海道の十勝岳では、河口付近が明るく見える火映(かえい)と呼ばれる現象が続いています。大規模な噴火の兆候は見られないということですが、大地震などが少なかった2020年と比較して、年初から全国的にやや大きな地震活動などが続いております。極端に不安がる必要はありませんが、家具固定の状況など、地震対策の確認などはぜひ行うようにしてくださいね。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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