おはようございます！備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、5月7日（金）、本日も備えて参りましょう！

お庭で防災バーベキュー

本日のテーマは、「防災雑談」です。

• 来年の今頃は、コロナも終息して、楽しいことができるに違いない。そう思っていた昨年2020年のゴールデンウィークでしたが、
• 2021年になっても新型コロナウイルス感染症の感染拡大は収まらず、二年連続、二度目の「GW」×「我慢のゴールディンウィーク」を迎え、そして終了しました。
• 不幸中の幸いとしては、新規感染者数の増加は止まりませんが、諸外国と比較すれば感染者の増加が緩やかであること、また死亡者のほぼ全てが高齢者であることから、社会活動が完全に停止する状況には追い込まれていません。
• GW直前、4月末に、累計の死亡者数が1万名を超え、新型コロナウイルス感染症を「単体の自然災害」と捉えるのであれば、戦後のランキングとしては2011年の東日本大震災に次ぐ2番目の規模の災害と言える状況になりました。
• 一方、新型コロナを「感染症パンデミック」として捉えた場合、最悪の想定であった「強毒性の新型インフルエンザ」で想定されていた、国内での死亡者数十万名、という数字に比べればずいぶんと軽症で済んでいる状況。
• また、毎年「普通のインフルエンザ」でも1万名ほどの方が、命を落としている状況を考えると、感染症パンデミックとしては想定よりも小さな被害で済んでいるという状況です。もちろん経済活動に与える損害は想定を遙かに上回るものになっているため、まだまだ楽観視することはできません。
• 昨日5月6日に、東京・京都・大阪・兵庫に出されていた緊急事態宣言が、5月末まで延長になる見込、さらに愛知県と福岡県にも緊急事態宣言を追加するとの発表がありました。
• 対象地域については、もうしばらく我慢の5月が続きそうな状況です。

バーベキューセットの動作確認

• さて、私が住む静岡県三島市では、緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も対象地域ではありませんので、GWについても普段とあまり変わらない状況でした。
• 県を超えたお出かけを控えることは意識しましたが、そもそも北に富士山、東に箱根山、南に伊豆半島、西に駿河湾と観光スポットに囲まれた地域ですので、県内へのお出かけでも十分楽しめるというのはありがたいことです。
• 静岡県三島市は、東京へ新幹線通勤も可能な地域です。防災対策の一環としての地方移住、いかがでしょうか…。
• と、余談はさておき、わが家は新型コロナウイルス感染症の有無に関わらず、毎年ゴールデンウィークに、自宅でバーベキューをするのが恒例となっています。
• ちなみにこれはわが家だけで無く、子どもの多い住宅街なので、周りのお宅も同じような形で、どこもバーベキューに興じていたりします。
• ただ、例年であれば親戚やらが集まって賑やかに行うのですが、昨年・今年は家族だけでの開催となりました。それでも7人家族ですので、まぁ賑やかな物でございます。
• さて、このバーベキュー、防災対策にももちろん有効です。
• バーベキューコンロと炭の備蓄があれば、ライフライン停止時の熱源として活用できます。火災の注意だけは必要ですので、周りに燃える物を置かないこと、消火用の機材を準備することは必須です。
• またわが家には、半世紀前から使っている年代物の七輪があり、バーベキューのサブコンロとして活用しています。大きさがバケツほどと小さいため、ちょっとした煮炊きにはバーベキューコンロよりも、七輪などの方が便利です。
• こうした機材の動作確認を兼ねて、毎年GWにバーベキューを実施している、ということになります。まぁ、単純に昼間に庭で飲むビールは美味しいですよね、という名目が強めですが。

本日も、ご安全に！

ということで、本日は「おうちBBQ」のお話でした。

マンションなどにお住まいの場合は、ベランダで炭火のバーベキュー大会というのも難しいと思いますが、カセットコンロをつかった焼き肉や、カセット炉端焼きコンロなどであれば使えるハードルが下がります。防災用の器具の動作点検を兼ねて、ちょっとした自宅アウトドア、いかがでしょうか。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に！