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Voicyそなえるらじお #128『壊れて欲しくないモノは、壊れる前に良い条件で買う』

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #128『壊れて欲しくないモノは、壊れる前に良い条件で買う』

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、6月4日(金)、本日も備えて参りましょう!

ものがなくなる二次災害

本日のテーマは「防災雑談」です。

半年待ったよ

  • デジタル化が進んでいる昨今ですが、色々なシーンで紙も必要になります。
  • 私も仕事で印刷を行う機会が多いため、事務所のプリンターは安価ですがレーザープリンターを使っています。
  • このプリンター、半年ほど前に突然「ガチン!」とおかしな音がして、止まりました。
  • 中を開けて調べて見ましたら、紙をおくるためのローラーについていたプラスチックのギアが、真っ二つに割れていたのですね。
  • これはダメかなと思いながら、どうせ捨てるなら無茶しようと思い、真っ二つになったギアを、接着剤のアロンアルファで固定して、ダメ元で元に戻してみました。
  • すると、動いたのです。
  • ただ、応急処置をしただけですので、まぁいつまたクラッシュしてもおかしくない状況だなと思いまして、壊れる前に新しいプリンターを調達して置こうと、1台注文しました。これでいつ壊れても大丈夫と準備したのですが…
  • まぁ、その後、全然壊れないのですよね。応急処置が上手くいったのか、元気に印刷をしてくれるようになりました。
  • ただ、このプリンター、かなり前に生産中止になりまして、同じ機種はもう購入することができません。そのため、予備のトナーなどを大量に購入して、本体が壊れた場合、全てのトナーが無駄になってしまいます。
  • ということで、次にいずれかのトナーが切れたら、新しく購入したプリンターに取り替えようと腹をくくりまして…そして半年後、昨日、最後のトナーが切れたため、このプリンターは機能的にというか、経済的に役目を終えることになりました。
  • そんな、雑談です。

コロナでモノが消えた

  • 形ある物はいつか壊れます。
  • そして、必要な物は、必要な時に買えるとは限りません。
  • 例えば昨今では、2020年1月末に新型コロナウイルス感染症が流行を始めた際、国内のあらゆる店舗でマスクと消毒薬が買えなくなりました。
  • その後も、マスクの原料と同じであるティッシュやトイレットペーパーが無くなるというデマが流れ、やはりお店から紙類が無くなったり、
  • 2020年3月に学校が休校になる発表が行われ、さらに4月になっても新学期が始まらないという状態をうけて、お家で食べられる冷凍食品や、ホットケーキミックスなどの粉物が品薄になるといった事態が生じました。
  • これら、必要なものが、何かの理由で突然買えなくなる、という現象は、理屈では無く、そういう二次災害です。
  • 防災グッズは早めに準備する、防災備蓄品は日常備蓄で普段から少しずつ入れ替える。これらは、ものがなくなる二次災害にも有効な対策と言えます。

予備が重要

  • ところで、再び私個人のお話なのですが・・・
  • 例えば私の場合、パソコンと外付けのハードディスがあれば、どこにいても仕事をすることができます。
  • 逆に言えば、パソコンと各種のデータを失うと、何もすることができなくなります。
  • パソコンというモノは、あるひ突然壊れます。しかも大抵が、絶対に壊れて欲しくないタイミングで故障します。
  • そのため、基本的に最重要仕事道具であるパソコンについては、コンディションに関わらず1年半で必ず買い換えることにしておりまして、
  • 買い換えて古くなったマシンは、予備機として活用することにしています。
  • メインマシンと同じ環境かつデータを常に同期したサブマシンを2台用意していまして、事務所に2台と自宅に1台、合わせて3台のパソコンを同じ中身にすることで、同時に2台が故障しても仕事が止まらないようにしています。
  • また仕事で使う重要なデータ…といっても、大部分は防災グッズの写真や、YouTubeそなえるTVの映像だったりしますが、これは外付けのHDD、厳密にはNASと呼ばれるストレージに格納しています。
  • このストレージには、全部で4台のHDDを装着することができるのですが、RAID6という技術を使って、同時に2台のHDDが故障してもデータが消えない様にしています。
  • また、パソコンと同じく、故障してから交換するのでは手遅れになる可能性があるため、やはりHDDのコンディションに関わりなく、1年半で必ず2台ずつ交換することにしています。
  • 3年ごとに全てのHDDが新品になりますので、まぁいきなり故障する可能性は低くなりますし、仮に全てのデータが吹き飛んだとしても、最悪1年半前までのバックアップは残ることになりますので、
  • 若干お金はかかりますが、最も重要な仕事道具であるパソコンと外付けのストレージだけは、大盤振る舞いで超安全策をとっております。このおかげもあり、今のところ、何かが故障して困った経験はありません。
  • ちなみにこの、パソコンやデータを死んでも守るという活動は、企業においてはBCP・事業継続計画と呼ばれる対応のひとつとなります。
  • 私はひとり会社ですが、まぁ考え方は同じと言うことになりますね。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「壊れて欲しくないモノは、壊れる前に買い換えよう」というお話でした。壊れてから買い物をすると、ちょうど欲しい機種がなかったり、値段が高かったり、最悪の場合は在庫が無くて必要な物が買えなくなったりしますので、

壊れて欲しくないものは、壊れる前に、じっくり時間をかけて、セールをしているタイミングで買い換えてしまうのがオススメですね。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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