Voicyそなえるらじお #147『ポータブル電源の高性能化で、発電機の底上げができるように』
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、7月1日(木)、本日も備えて参りましょう!
発電機にまみれてきました
本日のテーマは「停電対策」です。
月の初めの自己紹介
梅雨本番となり蒸し暑い日々が続くようになりました。大雨による被害も心配される季節ですので、朝晩の天気予報は必ずチェックして下さいね。さて、本日は7月初回の放送となりますので、月初の自己紹介と近況報告の雑談をお送りいたします。
- 昨年、2020年11月24日に放送を開始いたしました『Voicy・死なない防災!そなえるらじお』
- 先月6月末で、合計146回目の放送を終えることができ、フォロワーさまの人数も451名となりました。毎日コメントをくださる「ちゃとらねこ」さんを始め、多くの皆様のコメント、イイネボタン、そして再生回数の増加に励まされております、本当にありがとうございます!
- 当チャンネルは、個人と家庭の備えと防災をテーマに、大地震や水害などの自然災害を対象とした防災、感染症パンデミック対策、あるいは銃火器を使わないゾンビへの備え方まで、「防災をライフスタイルにする」ための様々な情報・ノウハウを紹介する番組として運営を行っております。
- 少しずつチャンネル登録をいただく方が増えておりますので、毎月初回放送では、そもそも私が何者なのか、という簡単な自己紹介からスタートさせていただきたいと思います。
自己紹介
- 私は、「備え・防災アドバイザー」という肩書きで活動をしております、高荷智也と申します。
- どこかの大学や研究機関、あるいは防災関連の企業に所属しない、フリーの専門家という立場で活動をしております。
- 家庭の防災対策や企業の危機管理などを大テーマに、
- 講師業…講演会やセミナーなどでお話をしたり、
- 執筆業…雑誌やwebメディアなどでコラムを連載したり、様々な防災記事の監修を行ったり、
- コンサル業…企業と契約をして防災グッズの企画開発や、BCPと呼ばれる危機管理のマニュアル作成のお手伝いをしたり、
- メディア出演業…テレビやラジオなどで災害の解説や、防災に関するアドバイスを行ったり、
- メディア運営業…私自身が運営するwebメディア「備えるJP」、YouTube「そなえるTV」、voicy「そなえるらじお」などの運営を行ったりと、
- 「備え・防災」の何でも屋さんという立場で、お仕事をしております。
- voicyで毎日お話をすることで、様々な災害・防災の知識を定着させ、ネタの引き出しとして使いやすくなりいいなぁと、最近思っております。
近況報告…発電機・ポータブル電源
- 新型コロナウイルス感染症の3回目の緊急事態宣言、首都圏で解除されてから、徐々にロケや対面でのお仕事が戻りつつあります。
- 先日は2日間にわたって都内のあちこちで仕事をしてきたのですが、ポータブル電源や、ガソリン発電機などをたくさん触る機会がありました。
- ガソリン発電機は昔からある、停電対策の切り札的な商品ですので、かなり製品としてはこなれている感じですが、
- ポータブル電源は近年の進化が著しく、1年たてば価格や性能がグッと上がった商品が出てくる状態です。
- これら、発電機やバッテリーを活用して、停電対策などを行うことになるのですが、ポータブル電源が高性能になるに従って、ひとつの変化が生じていると思います。
1500Wをどうするか
- ポータブル電源や発電機の選び方には色々な基準があります。
- 非常時にせよ、アウトドアやお仕事などの平時の活用にせよ、使いたい家電や器具が決まっているのであれば、その出力を満たせる製品を選べばよいです。
- 冷蔵庫などを動かし続けるのであれば、発電機なら900Wクラスのものを。またエアコンを動かしたいなら1600~1800Wクラスの物を選択します。
- 一方、何に使うか分からないけれど、とにかくどのような状況にも対応できる機材が欲しい、という場合は、目安として1500W以上の出力が得られるポータブル電源や発電機を選ぶことになります。
- なぜなら、日本の家庭や様々な建物に付いているコンセントの定格出力が1500Wになっているため、家電や室内で使う器具の中で、1500Wを超える出力が求められるものはないからです。
- 1500Wを取り出せるポータブル電源や発電機があれば、持続時間はともかく、瞬間的にはあらゆる電気製品を使うことができる、だからこの数値が目安となります。
- そして、数年前までは、ポータブル電源で1500Wの出力を得ることはかなり困難か、ものすごい価格の商品を選択することになります。
- そのため、1500Wの出力を得ようとしたら、発電機を用意するしかなく、しかし1500W級の発電機ともなれば金額も動かす手間もそれなりとなりますので、おいそれと購入することはできません。
- しかし、近年、ポータブル電源が急激に進化し、1500Wの出力を得られる製品も現実的な値段になっています。
- と言うことは、ポータブル電源を充電する手段さえ手に入れることができれば、持続時間はともかく1500Wの出力を簡単に得られるようになっているのです。
- 900Wクラスの小型の発電機や、100W程度のソーラーパネル、また自動車のシガーソケットに接続するインバーターなどがあれば、大型のポータブル電源を充電し、1500Wの出力を得ることができます。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「ポータブル電源と発電機」のお話でございました。
停電対策のあり方をかえようとしているポータブル電源、今後の進化が楽しみな製品です。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!