Voicyそなえるらじお #278 海の「もしも」は118番、海の事故や漂流物は海上保安庁へ通報!
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、1月18日(火)、本日も備えて参りましょう!
海のもしもは118番
本日のテーマは「118番」です。
- トンガ諸島の噴火による津波警報でざわついた昨今ですが、海と言えば海上保安庁、海上保安庁と言えば118番。
- 本日1月18日は「118番の日」です。
118番の日
- 警察なら110番、救急と消防なら119番通報ですが、
- 海でなにかが発生した際の通報先は、海上保安庁の緊急電話番号「118番」にかけることとなります。
- キャッチコピーは「海のもしもは118番」ですが、
- 2000年の5月1日から全国で運用が開始されたのが118番通報です。
- ところでこの118番、いったい何を通報する際に使用するのでしょうか。
- まず思い浮かぶのは、海難事故、海への転落事故などに、自分が巻きこまれたか、あるいは目撃した場合の通報です。
- ざっくりイメージとしては、砂浜の事故であれば119番でレスキューを呼び、海の中に入っている場合は118番で海上保安庁を呼ぶのが最短となります。
- もちろん、境目がよく分からない場合は、どちらに電話をかけても何とかしてくれますので、海の外なら119番、海の中なら118番で、なんとなく覚えておけば大丈夫です。
- ちなみにスマートフォンから118番通報をする際には、110番や119番と同じく、GPSをONにしておくと場所を特定してくれるので、余裕があればGPSボタンをONにしてから118番通報をしてください。
海難事故以外も118番でOK
- 118番通報は、船が沈みそう、人が溺れているなど、人間が絡む事故以外にも使えます。
- 例えば、海上において油の流出を見つけたり、海岸や河川から異常な何かが海に流れ込んでいるのを見かけたり、海への不法投棄を目撃したりした場合。
- 密漁の現場を見かけた場合、不審な船舶を見かけた場合、なにやら怪しい漂流物や、日本海側でたまに報道されます、北朝鮮などからの木造船の漂着を見かけた場合なども、それそのものが海岸や陸上にあった場合も、118番に通報することになります。
- ただ、陸上に不審物を見かけた場合、118番なのか、110番なのか迷う場合があると思いますが、この場合も海上保安庁と警察がよろしく対応してくれますので、どちらにかけても大丈夫です。
- また、一般的に生活をしている場合にはまずありませんが、密航や密輸の情報を得た場合も118番通報へ相談してよいそうです。もちろん、身内に名探偵などがいなければ、まず遭遇することのない情報だとは思いますが。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「118番通報」のお話でございました。
- ところでこの118番、例えば先月、2021年12月には、合計で33000回の通報があったそうなのですが、そのうち99.3%は間違い電話やイタズラだったそうです。
- もちろん、118番の通報により、事故や事件がすぐに伝わるメリットは大きいのですが、117番の時報と間違えたり、ということは多いそうです。
- 海のもしもは118番、ぜひご活用ください。
それでは皆さま、本日も引き続き、どうぞご安全に!