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Voicyそなえるらじお #315 災害で不安な時は「最大限悲観的に準備をし、後は楽観的に過ごす」で

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #315 災害で不安な時は「最大限悲観的に準備をし、後は楽観的に過ごす」で

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災!そなえるらじお」、3月14日(月)、本日も備えて参りましょう!

#ご機嫌に過ごす

本日のテーマは「防災に対する心の持ち方」のお話です。

  • 本日は、Voicyの週替わりハッシュタグから、「#ご機嫌に過ごす」というテーマを取り上げたいと思います。

防災クラスタには心配症が多い(私です)

  • 毎日機嫌良く過ごすことができたら、いいですよね。
  • 誰しも、不機嫌な日々を送ることは望んでいないと思います。
  • 一方、当チャンネルをお聞きくださっている方は、比較的「防災」というものに対する関心が高い方が多いのかなと思いますが、
  • 日頃、防災対策をきちんと行われている方の中には、心配症な方が多かったり、感受性の強い方が多いような印象を感じます。
  • というより、私自身がその筆頭なのですが。
  • こうした方々は、地震、水害、噴火、戦争といった出来事が生じると、色々なことが不安になり、「ご機嫌に過ごす」どころではなくなり、日々の生活が不安でいっぱいになってしまうことがあるかと思います。
  • どうすれば良いでしょうか。

悲観的に準備して楽観的に過ごす

  • 考え方としては、「最大限悲観的に準備をして、最大限楽観的に過ごす」ことが重要だと思っています。
  • 災害に関する情報を聞いて不安になるのは、もしかしたら自分も被害を受けるかもしれない、自分や家族が死んでしまうかもしれないと想像するからです。
  • これを回避するために、最大限準備すること、そして準備ができたら、悲観的な情報を距離をおくことが大切になります。
  • 防災沼にはまっている人にとって、準備とは終わらない戦いです。
  • どれだけ備えても、もう少し足したくなる、予備が欲しくなるものです。
  • 何が起きるか分からない、事態に備えようとすると、どこまで準備すればよいのか分からなくなるため、永遠に準備が終わらなくなりますが、備える対象をある程度明確にすると、ゴールが見え、安心感も得られます。
  • ただ、楽観的な想定では意味がありませんし、おそらく防災沼の方は満足できませんし、自分なりに悲観的なシミュレーションを行い、必要なものを洗い出し、まずはこれを100%達成することをゴールにする。
  • 終わりのない戦いをするのではなく、悲観的とはいえ、ある程度納得できる災害シナリオを自分なりに作成し、その準備がきちんとできている状態を目指しましょう。これが「悲観的に準備をする」ということです。

楽しいことをする

  • 十分な準備ができましたら、今度は気持ちを楽な方に切り替えてください。
  • 心配症な方は、悪いニュースに触れると、無限にその情報に触れ続けたくなり、ドンドン自爆する要領で不安感が高まって行くことにになります。
  • これに対する対抗策は、悲観的な情報に触れないことです。
  • 妙に煽りすぎるテレビを見ない、妙に煽りすぎるYouTubeを見ない、妙に煽りすぎるTwitterのフォローを外す。あとはそもそも、テレビやパソコンやスマホから離れることが重要です。
  • 買い物に出かける、好きな本を読んだりゲームで遊ぶ、美味しい物を食べる、あと何なら、お酒を飲んで寝てしまう。台風や大雨の様に、確実に来る災害については、ある程度情報収集が必要ですが、
  • 根拠の無い大地震や噴火の予知情報や、気を病んでも仕方のない戦争に関する情報、自分が慌てたり騒いだりしてもどうにもならない情報とは、すこし距離をおくことも重要です。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「防災に対する心の持ち方」のお話でございました。

  • 自分なりに想定した状況への準備がきちんとできており、そしてネガティブな情報と少し距離を置けば、自然と心は穏やかになり機嫌も良くなります。
  • 「最大限悲観的に準備をして、最大限楽観的に過ごす」を考えて見て下さい。

それでは皆さま、本日も引き続き、どうぞご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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