Voicyそなえるらじお #317 地下に埋めるだけではない、一般向けの核シェルターとは?
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災!そなえるらじお」、3月16日(水)、本日も備えて参りましょう!
生き埋めって最悪ですからね
本日のテーマは「核シェルター」のお話です。
- 引き続き不透明な動向となっております、ロシアによるウクライナ侵攻ですが、先日YouTubeそなえるTVで、家庭向けの防災核シェルターのご紹介をしたところ、意外と好意的な反響を頂きました。
地下鉄もシェルター
- いわゆる核シェルターと言われて、どのようなイメージを持たれるでしょうか。
- ハリウッド映画などに登場するような、巨大災害から人類を救済するための巨大な地下施設、などを思い浮かべる方も多いと思いますし、
- また日本の場合も、よく都市伝説的に、東京の地下鉄が国会議員用の地下シェルターをかねているという噂もよく聞きます。
- 実際、地下鉄のような空間は核爆発にもある程度有効と考えられていますので、もし地下鉄の駅があるような場所で、J-アラートの弾道ミサイル情報を聞いた場合は、ぜひ中に飛び込んで奥へ奥へと避難することをオススメします。
- 一方、YouTubeでご紹介したシェルターは、地下に埋めるタイプではなく、地上に設置するための、いわば「そこそこ頑丈な部屋」です。
家庭向けの核シェルター
- 実は核シェルターと呼ばれるものには、二つ方向性があります。
- ひとつはいわゆる、THE核シェルター、地下に埋めて核爆発の高温・爆風・初期放射線などを避けるシェルターです。
- そしてもうひとつのタイプは、死の灰・放射性降下物から身を守るために、核爆発の後にしばらく逃げ込む、空気ろ過フィルター付きの密室です。
- 核爆発を扱ったイギリス映画に、「風が吹くとき」というアニメーションがありますが、あの映画では老夫婦が放射能を避ける為に自宅に閉じこもり、次第に放射線の影響を受けて衰弱する悲しい姿がみっちり描かれております。
- 核爆発の直撃は避けられたが、その後の放射能汚染の被害はかなり広範囲に広がると想定されており、これを避けるための対策としては、地上設置型のシェルターが有効だったりします。
- …続きは音声版で
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「核シェルター」のお話でございました。
ちなみに核シェルターは、死の灰・放射性降下物だけではなく、生物兵器や、化学兵器などにも有効ですし、もちろんこの季節において重要な対策、花粉症対策にも完璧な環境をもたらしてくれます。お一ついかがでしょうか。
それでは皆さま、本日も引き続き、どうぞご安全に!