Voicyそなえるらじお #331 日頃ペットボトル水を買わない場合は、お茶や炭酸水などの備蓄で
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災!そなえるらじお」、4月6日(水)、本日も備えて参りましょう!
H2Oでなくてもいい
本日のテーマは「飲料水の備蓄」のお話です。
- 前回・前々回と、水の備蓄に関するお話をいたしましたが、シリーズ物と言うことで今回も水ネタで参ります。
- 本日は飲料水の備蓄のお話ということで、私がよく防災アドバイスとしてお話ししているポイントなのですが…
名水が飲める地域は多い
- 飲料水の備蓄の基本は、水のペットボトル・ミネラルウォーターを備蓄することです。ただ、3年・5年・10年・15年と保存期間の長いペットボトル水は価格が高いため、スーパーやドラッグストアで販売されている安価なペットボトル水を、普段から飲みながら補充する、日常備蓄で準備するのがおすすめです。
- 同じ方法を自動化したものが、ウォーターサーバーの利用ですね。
- ただ、このペットボトル水を日常備蓄する方法には、ひとつ問題があります。
- ペットボトル水を飲む習慣がない、または習慣化できないという場合には難しいという点です。
- 日本は世界でも貴重な、水道水がそのまま飲める、しかも美味しいという国で、これは素晴らしいことであると思います。
- また地方などでは、地下水をそのまま水道に使っている地域も多くありますが、これはもうほとんど、市販されているミネラルウォーターと同じようなものを水道水として提供しているようなものです。
- 法律上の制約がありますので、そのまま飲める地下水でもあっても、塩素をいれなければならないという問題はありますが、こうした水道水が美味しい地域の場合、ペットボトル水を買うという行為がそもそも選択に上がらない、と言うケースはよくあります。というか、私自身もそうだったりします。
- 冬は水道水をそのまま、夏は冷蔵庫で冷やして飲んでいるため、ペットボトル水を買うということが難しいのです。
飲料水は水でなくともよい
- ペットボトル水を普段から買わない場合はどうするればよいか。
- 個人的にも実践している方法のひとつが、ペットボトル水に限らず、普段からよく飲んでいるものを備蓄するという方法です。
- 飲料水の備蓄は、必ずしも全て水である必要はありません。
- お茶、炭酸水、野菜ジュース、コーヒー、ノンアルコールビール、アルコール以外であれば何でも構いません。
- 自分や家族が普段から飲んでいるものがあれば、それをまとめ買いして、日常備蓄に組み込むことで、飲料水の不足を補うことができます。
- 家族が水素水などの機能水にはまっている場合は、勝手に備蓄をすすめてくれますので、むしろラッキーかもしれませんね。
- もちろん全ての備蓄を水以外の飲み物にする訳にはいきませんので、普段ペットボトル水を買っていない場合も、最低限の量は長期保存水などを買っておくことをおすすめします。
- ただ、飲み物の多くは、普段から好んで飲んでいるものに置き換えてしまえばOKと言うことになります。わが家の場合、炭酸水とノンアルビールは箱で買っていますので、それを一部活用しようと思っています。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「飲料水の備蓄」のお話でした。
- なお、水の備蓄は、非常用トイレ・歯みがきシート・ウェットティッシュなど、水の機能を代替するものでも補うことができます。
- なんでもかんでも、H2Oで全てまかなうのではなく、備蓄しやすい物をいろいろ併用するのがよいと思います。
それでは皆さま、本日も引き続き、どうぞご安全に!