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Voicyそなえるらじお #382 大地震対策の基本は建物の耐震化と室内の安全対策、他はその後で!

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #382 大地震対策の基本は建物の耐震化と室内の安全対策、他はその後で!

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災!そなえるらじお」、6月23日(木)、本日も備えて参りましょう!

大地震の基本は建物の耐震化と室内の安全対策!

本日のテーマは「地震対策」に関するお話です。

  • 日本時間で昨日6月22日の午前6時前、アフガニスタン東部を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生しました。この地震で、建物の倒壊などが多く発生し、6月22日の夕方時点で少なくとも255名が死亡したという報道がなされています。
  • 今後、どこまで被害が拡大するかは現時点で不明ですが、余震による二次被害の発生を含め、しばらくは警戒が必要な状況が続きそうです。
  • 諸外国の地震による被害、あまり地震が起こらない地域では毎回建物の倒壊で大きな被害が発生しています。
  • 2021年 8月14日 - ハイチ地震 - Mw7.2、死者700人以上
  • 2021年 11月15日 - インドネシア・西スラウェシ州 - Mw6.2、死者111人
  • なども同じ状況です。

耐震基準は素晴らしい

  • さて、強い地震と言えば先日石川県能登地方でも、マグニチュード5.4の地震が発生し、震度6弱の揺れを観測しています。この地震による被害としては、住宅への被害はゼロ、軽傷者6名、死亡者はなしと報道されています。
  • 日本の場合は、建物の耐震化がかなり強いレベルで義務づけられていますので、マグニチュード5クラスの地震では多くの場合は被害は皆無となります。
  • また、国内で震度1以上を観測したマグニチュード5以上の地震は、直近100年間の平均で毎年約100回起きていますので、諸外国では大きな被害が生じるレベルの地震の多くが、日本の場合は日常レベルで処理されるようになっています。
  • 自然災害は少ない方がよいですが、日本の場合は地震の発生は避けられません。であれば地震が生じることを前提に、どのような対策を日頃から行えるのか。その成果のひとつが建築基準法における耐震基準であると言えます。
  • 法律レベルで建物の耐震性を定め、違法建築などが判明した場合は潰して作り直す、そういうことを当たり前に行っているのは、かなりすごいことだと言えますね。

地震対策の基本

  • 建物を潰さないこと
  • 室内の安全対策、転倒・移動・落下・飛散を防ぐこと
  • 火災の初期消火をすること
  • 二次災害から逃げる準備をすること
  • 基本ですが重要です。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「地震対策」に関するお話でした。

それでは皆さま、本日も引き続き、どうぞご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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