備える.jp
サイトメニュー仕事依頼・お問合せ

Voicyそなえるらじお #409 令和の現代に「大飢饉」の原因が生じたらどうなるのか?

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #409 令和の現代に「大飢饉」の原因が生じたらどうなるのか?

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、8月5日(金)、本日も備えて参りましょう!

赤入れ完了『今日から始める本気の食料備蓄』

本日のテーマは「飢餓と備蓄」のお話です。

  • 2日間平日の放送をお休みさせていただきまして、
  • 書籍「今日から始める本気の食料備蓄」の私のメイン作業が全て完了しました。初回入稿、初回校正、私の赤入れが終わり、あとは最終的なチェックをして責了…印刷所へ送られる形となります。
  • 今後は書籍のご紹介や、宣伝などをがんばりたく思います。

天明大噴火

  • 本日8月5日は、今から239年前に群馬・長野県の境界にある浅間山が大噴火を起こした日です。
  • 江戸時代の1783年8月5日、当時の暦では天明3年の7月8日、浅間山が大規模な噴火を起こし、関東地方に広く軽石や火山灰が降り注いだ他、火砕流や土石流の被害で、周辺に甚大な影響をもたらしました。
  • さらにこの噴火は、小規模な気候の寒冷化を引き起こし、江戸四大危機のひとつにして最悪の被害をもたらした、「天明の大飢饉」の原因のひとつにつながったとされています。
  • この年は、アイスランドにあるラキ火山でも大規模な噴火が発生しており、世界的な寒冷化が発生、大規模な食料危機が各地で生じていた時期になります。

天明の大飢饉

  • 天明の大飢饉(てんめいのだいききん)は、江戸時代中期の1782年(天明2年)から1788年(天明8年)にかけて発生した飢饉で、江戸4大飢饉の1つにして、日本の近世では最大の飢饉とされている最悪の災害です。
  • これが現代に発生したらどうなるのでしょうか…
  • 天明の大飢饉は、食料生産・流通の両面が影響した発生したと考えられています。
  • 生産面で言えば、浅間山の噴火、ラキ火山の噴火による地球寒冷化をひとつの原因とする壊滅的な大凶作。
  • 流通面で言えば、大凶作の中でも、米を江戸に流して現金収入を得続けた各藩の行動、いわゆる飢餓輸出が続いていたことで。
  • 寒冷化の影響を強く受け、米の木が出を続けていた東北の被害が特にひどく、逆に江戸などではそこまで大きな被害は生じていませんでした。
  • これは現代でいう日本の状態に近いと言えます。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「飢餓と備蓄」のお話でございました。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

新着のブログ記事

ブログカテゴリ

ブログアーカイブ

備える.jp 新着記事