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Voicyそなえるらじお #410 ミニマリストの防災的な強みと弱み、ミニマルな生活の注意点は?

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #410 ミニマリストの防災的な強みと弱み、ミニマルな生活の注意点は?

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、8月8日(月)、本日も備えて参りましょう!

#片付けるとうまくいく

本日のテーマは「ミニマルな生活と防災」のお話です。

  • Voicyのウィークリーテーマから「#片付けるとうまくいく」というキーワードでお話をさせていただきたいと思います。

ミニマリストのミニマルな生活と防災

  • 「物を持たない暮らし」…シンプルな生活スタイルへ憧れる方は多いと思いますし、色々なメリットもあります。しかし、平時ではなく非常時における生活を考えた際、ミニマルな生活は成立するのでしょうか。
  • ミニマルな生活には、防災視点で考えた際にメリット・デメリットの双方が存在します。まずは良いところ、物の少ない暮らしは「自然現象を自然災害にしない」という点において優れています。大地震という自然現象はただ揺れるだけ、そこに建物と家具があるから人を傷つけます。台風という自然現象は脅威ですが、接近前に旅行にでも行ってしまえば影響はありません。
  • 頑丈な建物に住み、かつ室内に物が少なければ、大地震で死傷するリスクを大きく下げることができます。体ひとつの移動がしやすければ、早期避難もしやすくなります。防災対策では「死なない環境」を作ることが重要ですが、その点においてミニマルな生活というのは優れているのです。
  • 次に問題点、物を持たない暮らしは食料危機に対して脆弱です。「自宅に保管する食べ物は、今日明日食べるものだけにする」という考え方は、高度な社会インフラが完全に機能している状況にだけ成立する、意外にも環境負荷の高い、大変贅沢なスタイルであるためです。
  • 素早く避難するための非常持ち出し袋や、「最低3日分・できれば7日分」の備蓄は生活必需品です。不要な物を持たない暮らしをする場合であっても、こうした防災用品を省かないようにしたいものです。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「ミニマルな生活と防災」のお話でございました。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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