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Voicyそなえるらじお #523 水道管凍結時の対応と、破裂時の連絡に関する注意やポイント

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #523 水道管凍結時の対応と、破裂時の連絡に関する注意やポイント

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、1月25日(水)、本日も備えて参りましょう!

皆さんは大丈夫だと思いますが

本日のテーマは、「水道管が凍結してしまった場合」のお話です。

  • 記録的な寒波、1日目の朝を迎えました。特に、普段温暖な地域にお住まいの皆様、水道管の様子はいかがでしょうか。キッチリ対策をされていれば、何事もなく朝を迎えられていると思いますが、万が一水道管が凍結してしまった場合の対応について、少々お話を。

水道管が凍結した場合

  • 凍結してしまった水道管、とかすための最もよい対策は、室温を上げて自然解凍を待つことです。お部屋の暖房を上げて待っていれば勝手にとけます。お時間に余裕があれば、そのまま放置をおすすめします。
  • 例えば蛇口のハンドルが凍結している場合、無理矢理開けようとするとパッキンなどが破損して水道が死にます。また凍結した水道管を無理矢理動かそうとすると、やはり水道管が折れたりして死にます。
  • よくアニメや映画で、敵から冷凍攻撃を受け、みかたが粉々に砕け散るというシーンがありますが、ああいうことが起こりますので、凍ったものに衝撃を与えてはいけません。
  • さらに、すぐにお水を使いたい場合は、少し注意をしてください。早くとかそうとして沸かしたお湯などをぶちまけますと、急激な温度差が加わることで、水道管や蛇口に亀裂が入る恐れがあります。お湯を掛けたい場合は、タオルなどをまいてから、手で触れる温度のお湯をゆっくりかけてください。
  • あるいは、扇風機やドライヤーの風を当てることでも、早く溶けます。ゆっくりとかすように心がけてください。

水道管が破裂した場合

  • 水道管が凍結し、破裂してしまった場合は、最寄りの元栓を閉めます。蛇口そのものが破裂した場合は、蛇口に元栓があればそれを閉める、ドライバーなどを必要とする場合もあります。
  • 蛇口本体ではなく、蛇口の近くに元栓がある場合は、そちらを閉めます。台所や洗面台のシンクの下などについていることがありますね。
  • 元栓のない蛇口、屋外の水道などがが破裂した場合は、自宅の水道メーターの元栓を閉めるしかありません。元栓を閉めて、水道屋さんを呼んでください。
  • 水道屋さんを呼ぶ際には、スマホやパソコンで、「○○市 水道局指定業者」と検索すると、自治体の指定を受けている業者のリストなどが出てきます。この会社さんは、あくどい請求などはしませんので、このリストからお近くの水道屋さんを呼ぶのが安心です。
  • テレビのcmなどでも見かけるクラシアンなども、営業エリア内などであれば、この自治体のリストに載っています。

外出時

  • 水道管が凍結してしまった状態で外出をされる場合は、できれば自宅の元栓を閉めてから外出してください。凍った状態では破裂しているかどうかが分かりづらいですし、あるいはⅠ箇所凍っている場合は、他の見えない場所も凍結している恐れがあります。
  • 外出中に凍結がとけて、水漏れが始まると、場所によっては大惨事です。アパートやマンションの場合は下の階からとんでもない修理費用の請求が来る恐れもありますので、凍結した箇所がある場合、よく分からないけれど不安な場合は、元栓を閉めてから外出するのが安心です。
  • 寒波による気温の低下は、もう1日、1月26日まで継続します。今晩あと1回だけ、各種の対策を継続してください。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「普段温暖な地域の寒波対策」のお話でございました。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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