Voicyそなえるらじお #548 原爆・水爆・メルトダウン事故…「核被害」大国日本の役割と大切なこと
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、3月1日(水)、本日も備えて参りましょう!
原爆・水爆・原発の3重被害
本日のテーマは「月初の自己紹介と核兵器」のお話です。
こんにちは、備え・防災アドバイザーの高荷です
- 2020年11月にスタートした、当チャンネル、『Voicy・死なない防災!そなえるらじお』、先月2月末で、放送548回、再生回数104万回、そしてフォロワー様数が2,878名となりました!
- ここまで放送を継続をすることができましたのも、毎日多くの皆様にお聞き頂き、コメントやいいねボタンなどのご評価を頂いた結果となります。本当にありがとうございます!
- 当チャンネルは、個人と家庭の備えと防災をテーマに、大地震や水害などの自然災害を対象とした防災、感染症パンデミック対策、あるいは銃火器を使わないゾンビへの備え方まで、「防災をライフスタイルにする」ための様々な情報・ノウハウを紹介する番組として運営を行っております。
- 少しずつチャンネル登録をいただく方が増えておりますので、毎月初回放送では、そもそも私が何者なのか、という簡単な自己紹介からスタートさせていただきたいと思います。
自己紹介
- 私は、「備え・防災アドバイザー」という肩書きで活動をしております、高荷智也と申します。
- どこかの大学や研究機関、あるいは防災関連の企業に所属しない、フリーの専門家という立場で活動をしております。
- 家庭の防災対策や企業の危機管理などを大テーマに、
- 講師業…講演会やセミナーなどでお話をしたり、
- 執筆業…雑誌やwebメディアなどでコラムを連載したり、様々な防災記事の監修を行ったり、
- コンサル業…企業と契約をして防災グッズの企画開発や、BCPと呼ばれる危機管理のマニュアル作成のお手伝いをしたり、
- メディア出演業…テレビやラジオなどで災害の解説や、防災に関するアドバイスを行ったり、
- メディア運営業…私自身が運営するwebメディア「備えるJP」、YouTube「そなえるTV」、voicy「そなえるらじお」などの運営を行ったりと、
- 「備え・防災」の何でも屋さんという立場で、お仕事をしております。
第五福竜丸
- 本日3月1日は、アメリカによる水爆実験が行われ、日本の漁船「第五福竜丸」を初めとする多くの漁船が被爆した日です。
- 69年前の本日、1954年(昭和29年)3月1日、東京の南東3,700キロに位置するマーシャル諸島のビキニ環礁で、アメリカによる大規模な水爆実験が実施されました。
- この時に爆発した水爆の核出力は、広島型原発1,000発分に相当するすさまじいもので、ビキニ環礁周辺海域に大量に放射性降下物・死の灰が降り注ぎ、付近の住民や、近海で操業していた多くの漁船などが被曝をする被害が生じました。
- この実験が行われた際、周辺の海域には1,000隻を超える漁船が操業しており、数万人が被曝したと想定されています。その中でも「第五福竜丸」が象徴的に扱われるのは、とりわけ多くの放射性降下物をあび、そして唯一の死者が発生していることが上げられます。
- この被曝で命を落とされたのは、第五福竜丸で無線長を務めていた久保山愛吉さんで、被曝から約半年後の1954年9月に、40歳という若さで亡くなられています。
10年前のことを覚えていますか
- この水爆実験が行われた1954年は、広島と長崎に原爆が投下された1945年から9年後のことでした。
- この原爆投下から9年後、今度は水爆による被害を受け、死者が生じている日本。世界で唯一、原爆・水爆、両方の核兵器による民間人への被害が生じている国と言えます。その両方の原因がともにアメリカであるという事実も、また考えさせられるところではありますが、この件についてはまた別のお話になりますので本日は割愛します。
- ところで現在、世界には約12,000発の核兵器が存在しています。約6,200発がロシアに、5,500発がアメリカにあり、その他多い順に、中国、フランス、イギリス、パキスタン、インド、イスラエル、北朝鮮が核兵器保有国となっています。
- 第2次世界大戦終戦後、核兵器の数は増え続け、ピークとなる1980年代には70,000発を超える核兵器が存在していましたが、その後の核軍縮で数量そのものは減っています。
- しかし核兵器の威力については非公開となっていますので、数は減っても質が高まり、本質的な核軍縮にはなっていない可能性も、もちろんあります。
そろそろまともなことをしよう
- 防災対策において重大なリスクのひとつ、食料危機ですが、食料危機を招く原因のひとつが地球の寒冷化であり、この地球寒冷化を招く三大原因が、隕石の衝突、超巨大噴火、そして核戦争と考えられています。
- 人類を滅ぼしかねない現象を、人類自身がいつでも引き起こせるというのは、全くもって健全な状況とは言えません。隕石1発で、巨大噴火1発で、全滅しかねない人類には、それほど地上でいざこざしている余裕はありません。
- 直近では、世界最大の核兵器保有国ロシアによるウクライナへの侵略が継続しています、核戦争の危機は遠のくどころか近くなる一方です。
- 原爆及び水爆による被害、また世界最悪の原子力発電所事故を引き起こしている日本は、核軍縮や核技術の平和利用において、世界のトップを走らなければならないはずです。そうした意識と声が上がっていくとよいなと、思っております。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「月初の自己紹介と防災士について」のお話でございました。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!