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Voicyそなえるらじお #571 「ふみだすわたし」の安全対策には「踏み抜き防止インソール」を!

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #571 「ふみだすわたし」の安全対策には「踏み抜き防止インソール」を!

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、4月6日(木)、本日も備えて参りましょう!

#ふみだすわたしに

本日のテーマは「足下の防災対策」のお話です。

  • 今回は、Voicyのウィークリートークテーマから「#ふみだすわたしに」という言葉を使ってお話をしたいと思います。
  • 新しいことが始まる4月のこの季節、これからなにかを踏み出そうとする人へエールを込めて、「#ふみだすわたしに」というテーマを設定しているそうです。

踏み出すその一歩には「踏み抜き防止インソール」を

  • さて、防災視点での「#ふみだすわたしに」と言えば、なんと言っても「踏み抜き防止インソール」のご紹介をしなければなりません。
  • 踏み抜き防止インソール、あるいはセーフティインソールと呼ばれるグッズは、靴に入れて使う中敷き・インソールなのですが、素材にステンレスの金属板や、特殊繊維が使われているため、釘などを思い切り踏みつけても貫通しないという、災害時にぜひ身につけたいアイテムなのです。
  • 大地震が発生すると、足下の道路にはガレキが散乱します。洪水で街中が浸水すると、足下が見えなくなりますが、どのような危険物が潜んでいるか分かりません。このような状況で釘やガラスや刃物などを踏みつけると、足の裏を大ケガしますし、災害時にこれをすると、避難などにも支障がきたします。
  • また洪水が生じている状況で足をケガすると、そこから感染症を招いて最悪の事態にもつながりますので、足の裏を守ることはとても大切です。そのためにぜひ、普段はいている靴に入れていただきたいアイテムが、「踏み抜き防止インソール」なのです。「#ふみだすわたしに」足を守るセーフティインソール、いかがでしょうか。
  • このお話、ちょうど2年ほど前の放送でしたことがありましたが、もう500回ほど前のお話ですので、改めてご紹介します。

踏み抜き防止インソール

  • 踏み抜き防止インソールは、とにかく頑丈ですが重くて硬いステンレスの金属板タイプのものと、軽くて柔らかくハサミでカットすることもできる特殊繊維タイプの2種類があります。
  • どちらもJIS規格で基準が定められていまして、具体的には112キロの体重の人が、片足立ちでフラミンゴのポーズをとって釘の上に立っても、貫通しないと言う頑丈さになっています。実際、インソールに釘を打つという実験をしたことがありましたが、思い切りたたきつける程度では金属板・特殊繊維、ともに貫通しませんでした。
  • ただ、大きな釘をガンガンガンガンと打ち付けた場合は、金属板は無傷でしたが、特殊繊維のインソールは先っぽが少しだけ抜けましたので、災害時の復旧現場なりボランティアなりで、ガチンコ対策をしたい場合は、金属のインソールがオススメ。普段はいている靴に入れっぱなしにしたい場合は、特殊繊維の踏み抜き防止インソールがオススメです。
  • 踏み抜き防止インソールは、ホームセンターやワークマンなどの作業コーナーや、amazonや楽天などのネットショップで購入することができます。左右セットで千円ほどで売られていますので、それほど高額なアイテムではありません。
  • 各種サイズが販売されていますが、特殊繊維タイプのものはハサミでカットできるので、サイズが合わない場合は小さくして、女性や子どもの靴にも入れることができます。ただ、ハサミでカットはできますが、かなり硬いので、布などを切る大型の裁ちばさみなどを使わないと、大変だと思います。
  • このインソールを、普段の通勤や通学で履いている靴に入れて、常に入れっぱなしにすれば、何も意識することなく、足下の防災対策が完了します。私も普段通勤や外出時に履いている靴には、すべてこのインソールを入れています。
  • オススメの買い方としては、まず踏み抜き防止インソールを先に購入し、これを靴屋さんに持参して、インソールをいれてフィッティングをすることです。インソールの厚みの分ワンサイズ大きな靴にしたほうがよい場合もあるので、できればインソール込みで試し履きをすると安心です。
  • 新しいシーズンで、靴も新調されたという方が多いと思います。「#ふみだすわたしに」は、ぜひ意識をしない足下の防災ということで、踏み抜き防止インソールを入れていただきたいと思います、ものすごく、おすすめです。

その一歩にはセーフティネットを

  • なお、踏み抜き防止インソール以外にも、その一歩を踏み出す際には安全確保の仕組みが大切です。
  • 室内でも足を守ることは重要ですので、踏み抜き防止処理がされているセーフティスリッパを履くことは有効ですし、
  • 大雨で浸水した場所を歩く際には、下水道や用水路に落下しないように、前方を棒などで探りながら歩くことが重要ですし、
  • 大雪や火山の噴火が生じた際に、屋根から雪や火山灰を下ろす際には、その一歩を踏み出す際に必ずハーネス(墜落制止用器具)を身につけることが必要です。
  • 何事も、その一歩を踏み出す際には、安全対策をしてからというのが重要だというお話ですね。
  • とうことで、防災においても重要な対応が様々にある、「#ふみだすわたしに」というトークテーマのお話でした。

本日も、ご安全に!

ということで、本日は「ホテルと防災」のお話でございました。

  • 今回のトークテーマは、Voicyと、ITメーカーLENOVOが展開しているノートパソコン・YOGAシリーズとのコラボ企画だということですが…

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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