おはようございます！備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、5月2日（火）、本日も備えて参りましょう！

祝日は永遠に放送がないため、今日はこどもの日の話

本日のテーマは「こどもの日と防災の本」のお話です。

• 当チャンネル「そなえるらじお」は毎平日に放送をしているのですが、日付固定の祝日は永遠に平日にならないため、例えば5月3日・4日・5日の放送は通常ないことに今さら気づきました。
• ということで本日は、平日の来ない祝日、5月5日のこどもの日にちなんだお話、子ども向けの防災の本を2冊ご紹介いたします。

ポプラ社：キミならどうする！？　もしもサバイバル　ゾンビから身を守る方法

• 1冊目の本は、2020年11月にポプラ社から出版された書籍、「キミならどうする！？　もしもサバイバル　ゾンビから身を守る方法」という本です。
• この本は、突然ゾンビパンデミックが発生し、街の中にゾンビが溢れる状況になった世界で、主人公である小学生の子どもが安全な場所へ避難し、ゾンビから逃れるというお話になっています。
• ストーリーの中には、ゾンビから身を守るためにどのような選択肢をとれば良いのかを考えるクイズがたくさん入っており、ただの読み物では無く考えながら楽しめる本になっています。
• ゾンビパンデミックというとトンデモ本に見えるかもしれませんが、実際には「ゾンビパンデミック」というあり得ない状況を通じて、日頃の防災にもつながる知識を身につけてもらおうというコンセプトになっていますので、
• 避難方法、非常食選び、避難所での生活など、大地震や水害に対する防災知識を得るための本として、楽しく学んでいただくような構成です。
• 私は監修という立場で携わっておりまして、ゾンビの能力やゾンビパンデミックが生じた世界の設定の提供、また防災視点における内容のチェックなどを行っています。
• 小学校中学年から高学年をターゲットとしていますが、ゾンビパンデミックという世界観が好きな方であれば、大きなお友達から大人の方でも楽しんでいただけるのではないかと思います。

ポプラ社：防災ゲームブック　地震空間からの脱出

• もう1冊の書籍も、ポプラ社から出版された本ですが、こちらは2023年3月に発売されたばかりの新刊で、「防災ゲームブック　地震空間からの脱出」というタイトルの書籍です。
• こちらはゲームブックの作りになっており、ストーリーの途中にある分岐で、ページを行ったり来たりしながら進める本です。フラグ管理と呼ばれる、ストーリー中の行動によってその後の展開が変わったり、エンディングが分岐したりする仕掛けもあり、なかなか凝った作りの本になっています。
• こちらも小学校中学年から高学年向けの書籍なのですが、内容はかなりシビアで容赦の無い展開となっており、選択肢を誤ると割とカジュアルにバッドエンドを迎えるストーリー展開となっています。またエンディングも分岐方式になっており、いわゆるトゥルーエンド・正解のゴールへたどり着くのは意外と難しいです。
• 正しい防災の知識、災害時における人間の道徳力など、大地震が発生した際の状況をやり直しながら学ぶことができる、大人が読んでも面白い本になっています。
• こちらも私は監修という立場で携わっておりまして、地震対策というテーマにおける世界観、防災の優先順位などの情報提供や、内容に関する防災視点でのチェックなどで携わらせていただいております。
• ちなみにこちらの本は、ナビゲーター役に登場するキャラクターがトリなのですが、これが結構可愛くて個人的も気に入っております。

GWにいかがでしょうか

• ということで、子どもに日に向けた情報として、お子さまにお勧めの防災本を2冊ご紹介させていただきました。防災知識は大人だけでは無く子どもにも必須ということで、こうしたお仕事は楽しくてよいですね。機会がございましたらぜひお手にとってみてくださいませ！

本日も、ご安全に！

ということで、本日は「こどもの日と防災の本」のお話でございました。

• 次回のレギュラー放送は、GW空け、5月8日（月）となります。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に！