Voicyそなえるらじお #591 新型コロナ2類→5類変更で変わること・知るべきこと
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、5月8日(月)、本日も備えて参りましょう!
2類から5類へ
本日のテーマは「コロナウイルス感染症」のお話です。
- 本日2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の法律上での位置づけが、「2類」から「5類」へ変更されます。
- これまでは、新型インフルエンザのような「ヤバイ感染症」として分類される「2類」として扱われていましたが、これが5月8日から季節性のインフルエンザなどが分類される「5類」に、法律上の位置づけが変更されます。
- 具体的に何がどう変わり、私たちは何に注意すべきなのかをまとめてご紹介します。
変更のポイントについて
- 詳しい内容は、厚生労働省のホームページなどに詳しくまとめられていますが、今回の「2類→5類」変更によるポイントとして4点が上げられています。
- ①…政府として一律に日常における基本的感染対策を求めることはなくなる。
- ②…感染症法に基づく、新型コロナ陽性者及び濃厚接触者の外出自粛は求められなくなる。
- ③…限られた医療機関でのみ受診可能であったのが、幅広い医療機関において受診可能になる。
- ④…全額公費でまかなわれていた医療費等について、健康保険が適用され1割から3割は自己負担が基本となるが、一定期間は公費支援を継続する。
- この4点です。少し詳しく見てみましょう。
感染症対策について
- まず、これまでは一律で厳しめに求められていた「感染拡大防止対策」については、基本的に個人・事業者の判断にゆだねられる形となります。
- この点においては、すでに2023年の3月13日から、マスク着用に関しては個人の判断が基本になる、というアナウンスが出されていましたが、
- それ以外の対策…、店舗やレジに設置されていたパーティションの廃止や、トイレなどのジェットタオルの利用解禁、座席の間隔を空けて座らせていた対応の終了、建物の入口に設置されていた体温計や消毒薬の撤去、などがそれぞれの判断で行われていくということになります。
- もちろん、感染防止対策をしてはいけない、ということではありませんので、引き続きマスクを着用する、手の洗い方を知ってしまったアライグマ印の手ピカジェルを引き続き持ち歩いて使う、といった対応を自分が継続することに問題はありませんし、他の方がそうした行為をするかしないかについて、気にするのはやめましょうという言い方になります。
外出自粛について
- 次に外出自粛を求めなくなる件ですが、今後は新型コロナウイルス感染症に感染したという診断を受けたとしても、強制隔離や入院はなくなり、外出の自粛や自宅待機も求められなくなり、個人の判断で対応することになります。
- ただ、新型コロナウイルスがなくなった訳ではありませんし、引き続き持病を持っている方などにとっては、インフルエンザと同じようにやっかいな病気になりますので、基本的には従来のインフルエンザ感染時と同じ対応をするようなイメージです。
- インフルエンザに感染した場合、うっかり職場や学校へ出てしまいますと、周囲の方々に感染が広がって全滅、職場に迷惑を掛けたり学級閉鎖が行われたりしますが、それは新型コロナウイルス感染症でも同様です。
- 目安としては、発症から5日間が他人に感染させるリスクが高いため、発症した日を「0日目」として、向こう5日間は外出を控えることが推奨されています。またいわゆる「濃厚接触者」の特定も無くなるため、自分が感染しない限りは外出自粛も求められなくなります。
- また学校に関しても、「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」を新型コロナウイルス感染症による出席停止期間とするように、法律が改められています。
お金について
- これまで新型コロナウイルス感染症の受診ができる医療機関は限られており、また受診については全て無料で行われていましたが、これがいわゆる季節性のインフルエンザと同じような扱いに変わります。
- 今後の費用は健康保険が適用され、70歳未満は3割負担、それ以上の方は2割または1割の通常の負担額が請求されます。
- NHKの報道でざっくり費用感が伝えられていましたが、3割負担の場合、PCR検査などを受けた場合は3,500円ほど、解熱剤と治療薬の処方を受けた場合は4,200円ほどの自己負担になるそうです。
- また入院となった場合も、通常の健康保険に応じた負担となりますが、急激な負担増加を避けるために、最短でも2023年9月末まで、状況によってはそれ以降についても、公費による支援措置がとられるということですので、いきなり「コロナ医療費破産」をするということは避けられそうです。
- なお、ワクチン接種については、2024年3月までは無料での接種が継続され、引き続き新しいウイルス変異に対応したワクチンなどが打てるということです。
- インフルエンザのワクチン接種も基本的には毎年行っていました、コロナウイルスワクチンについても、抵抗がなければ定期的に接種するのがよいのではないでしょうか。もちろん受けるか受けないかは自己判断で、他人にどうこう言うものではありません。
その他のポイント
- その他、生活に直結しない変更点としては...
- 感染者数・死亡者数に関する毎日の定点調査・公表はなくなり、基本的に週次単位での報告となる。
- という点が上げられます。
- ということで、2020年3月7日にWHOからパンデミック宣言がなされた、コロナウイルス感染症2019は、日本においてはまる3年と2月後、2023年5月8日を持って、事実上の終息宣言が出されます。
- とはいえ、あらゆる感染症対策において手洗いなどは有効ですし、「次」の新しい新型感染症パンデミックはいつでも生じます。これで終わりなのではなく、合間の期間と言うことは忘れずに、徐々にコロナ禍以前の生活へ戻して行くことになるのだろうと思います。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「コロナウイルス感染症」のお話でございました。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!