Voicyそなえるらじお #641 洪水を「共生→生じてはならぬもの」に変えた時代の水害対策
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、7月18日(火)、本日も備えて参りましょう!
時代の転換点であることを意識する
本日のテーマは「温暖化と水害」のお話です。
- 梅雨明けを目前に控え、全国的に梅雨の終わりの豪雨が生じ、被害なども発生しています。また雨のない地域では記録的な猛暑となり、連日体温を超える気温となり熱中症などへの警戒が呼びかけられています。
- 温暖化による気温上昇、大雨の頻度と規模の増加、これまで水害が生じていなかった地域においても、ハザードマップに被害が記載されている地域・そうでない地域共に、水害への備えが必須である時代になってきています。
洪水と水害
- 洪水は自然現象で、農業的にはむしろ望ましい者だった。
- 都市化が進むにつれて洪水は水害をもたらす存在に変わった。
- そして温暖化による海水温の上昇、水蒸気の量の増加は、大雨の規模や頻度を大きくしている。梅雨・夕立が美しい言葉となっていたのは過去のことかもしれません。
- ハザードマップはセーフティマップでは無く危険地図、記載があれば危険、無くても安全では無いという意識が重要です。
- 秋田市の大規模な浸水害の場合は想定外を想定内にする意識が、久留米市の土石流被害についてはハザードマップをそのまま信じない意識が重要でした。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「温暖化と水害」のお話でございました。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!