Voicyそなえるらじお #659 台風時に発表される情報は「警戒レベル3・4・5」に注目!
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、8月15日(火)、本日も備えて参りましょう!
レベル3・高齢者等避難と、レベル4・避難指示を目印に
本日のテーマは「警戒レベルと避難情報」のお話です。
- 台風や大雨直前には、気象庁からの防災気象警報や、自治体からの避難情報などが発表されます。
- 気象庁からは、大雨警報、大雨特別警報、土砂災害警戒情報、記録的短時間大雨情報、様々なものがニュース報道やアプリで飛び交います。
- また自治体からも、高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保、色々な情報が発表されます。
- しかし、こうした情報をひとつひとつ精査して、逃げるかどうかの判断を行うことは難しいです。
- 最終的には、警戒レベルという数字、そして自治体からの避難情報を参考に避難の判断を行ってください。
- 警戒レベルは、レベル1からレベル5までに分けられている数字で、どの情報が出たときに、私達一般市民がどんな行動を取るべきなのかを、まとめてくれている数字です。
- 例えば大雨・洪水警報はレベル3、土砂災害警戒情報はレベル4、大雨特別警報はレベル5に相当しますが、こうした紐付けを覚える必要はありません。
- 覚えることはただひとつ、大雨の中を歩いて移動することが難しい家族がいる場合は、「警戒レベル3・高齢者等避難」が出ている段階で逃げる。
- その他の家族は「警戒レベル4・避難指示」が出ている段階で逃げる。
- そして、「警戒レベル5・緊急安全確保」が発令された段階は、すでに災害が起きている状況なので、これを待っていけないし、あるいは警戒レベル5が出ている状況では屋外への避難は諦める、という判断が必要です。
- なお、避難が必要なのは、その場にとどまると死ぬ可能性がある方々になります。周囲に沈んだり崩れたりする危険がない、自宅がマンションの4階以上で沈む要素がない、などの場合は自宅にとどまる「在宅避難」も行えます。もちろん念のために避難をするのは問題ありません、不安な場合は雨風が強くなる前に避難場所へ逃げてください。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「警戒レベルと避難情報」のお話でございました。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!