Voicyそなえるらじお #667 関東大震災から100年目に考える「まさかのための防災」
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、8月28日(月)、本日も備えて参りましょう!
#まさかのための防災
本日のテーマは「#まさかのための防災」のお話です。
- 毎年9月1日は「防災の日」、そして8月30日から9月5日までの1週間は「防災週間」です。特に今年の9月1日は、1923年に発生した関東大震災からちょうど100年目を迎える節目のタイミングでもあり、行政や企業などが様々な防災啓発を行っています。
#まさかのための防災
- そんな防災の日・防災週間という状況を受けまして、本日8月28日(月)から1週間、Voicyでは「#まさかのための防災」というトークテーマで、「防災」について考える企画が行われます。
- Voicyでは、防災企画に関する特設WEBサイトを設けておりますが、このWEBサイトも私が企画・監修のお手伝いをさせていただきました。さらに、今週1週間、様々なVoicyパーソナリティーの皆さんが、「#まさかのための防災」をテーマとした放送を投稿されたり、
- さらに、Voicyとのコラボタイアップ放送も配信される予定です。特別コラボ放送は、特設WEBサイトでも放送が埋め込まれて紹介される予定ですが、本日8月28日(月)の初回が私…、というよりこの放送がコラボタイアップだったりします。
- 火曜日は「学びの引き出しはるラジオ」の尾石晴 / oishi haruさん。
- 水曜日は「MBの『もっと幸せに働こう』‼️」のMBさん。
- 木曜日はVoicy社長の緒方憲太郎さん。
- そして金曜日は、以前にコラボ放送をさせていただいたこともある、「misaの暮らし片づけおやつのじかん」、暮らしと備えのアドバイザーのmisaさんの放送が、それぞれVoicyコラボタイアップとして放送される予定です。ぜひお聞きください。
- ちなみに、このチャプター2のURLに、今回の企画の特設サイトへのリンクを貼っておりますので、ぜひ確認して防災や日常の備えに繋げてみてください。
どうして9月1日が防災の日なのか
- ところで、9月1日が法律で「防災の日」に指定されているのは、関東大震災にちなんでいる訳ですが、「9月1日を、関東大震災にちなんで、防災の日にしよう」と決めたきっかけは、死者5000名以上を出した最悪の台風、1959年の「伊勢湾台風」があげられます。
- 伊勢湾台風による余りに甚大な被害は、様々な防災行政を動かしたわけですが、その中のひとつが、翌年に制定された「防災の日」だった訳です。大地震への備えだけでなく、ちょうどピークを迎える台風対策への意識も、ぜひお考えください。
- ところで、9月1日が防災の日になる前は、9月1日になにが行われていたのでしょうか。防災の日が制定された1960年は、1923年の関東大震災から37年目となるわけですが、防災の日が制定されるまでは、毎年9月1日に関東大震災の慰霊祭などが行われていたそうです。
- 災害の慰霊祭に参加するのは、遺族や被災者が中心となりますので、当然ながら災害の規模が大きな物ほど、慰霊祭の規模も大きくなります。
- 直近では、1995年の阪神・淡路大震災や、2011年の東日本大震災などの慰霊祭が、比較的規模の大きな物として行われておりますが、
- 1月17日や3月11日は、各種のメディアでも自主的に防災特集が組まれるなど、自発的な防災の日に近い状況となっています。
- 防災対策は、防災の日にしなければならない決まりはありません。9月1日は夏の防災の日、3月1日は冬の防災の日、というように、最低年に2回くらいは、家庭や職場の防災対策の見直し、ハザードマップが更新されていないかの確認、家具の固定が緩んでいないかの確認など、特に命にかかわる箇所の点検を、ぜひ行って頂きたいと思います。
本日も、ご安全に!
ということで、本日は「家庭の防災対策の基本」のお話でございました。
それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!