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Voicyそなえるらじお #777 能登半島地震1ヵ月…酷すぎる建物被害・見通せないインフラ復旧

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #777 能登半島地震1ヵ月…酷すぎる建物被害・見通せないインフラ復旧

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、1月31日(水)、本日も備えて参りましょう!

震災1ヵ月

本日のテーマは「能登半島地震」のお話です。

  • 1月1日に発生した能登半島地震、本日で発生1ヵ月目となります。
  • 地震活動は未だに活発で、多くの余震が発生しているほか、現地のライフライン復旧はまだ見通しが立たない状況となっています。今日は主に数字の面における、最新の被害の状況等を確認して参ります。

地震活動について

  • 1月1日の16時10分にM7.6・最大震度7の大地震が発生した能登半島地震、その後も余震が続いています。
  • 地震直後は、震度7の地域は志賀町(しかまち)のみと発表されていましたが、その後の調査で輪島市でも震度7が観測されていたことが分かりました。
  • この放送を収録している、1月30日の夜20時現在、能登半島周辺において、震度1以上の地震は合計1,556回発生しています。昨年2023年の1年間で発生した震度1以上の地震が、約2,200回ですので、能登半島地震から1ヵ月で、すでに昨年発生した地震の7割に迫る回数の地震発生回数となっています。
  • これは、2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震など、余震の多い地震が発生した年に共通する特徴です。2024年の年間地震発生回数は、かなり多くなる見込みです。
  • これまでに発生した余震の中で、M6以上の地震は2回発生しました。ひとつは1月1日、本震の8分後に発生したM6.1、最大震度5強の地震。もうひとつは本震9日後、1月9日に発生したM6.0、最大震度5弱の地震です。
  • M5クラスの地震は、本震の後に13回発生しています。しばらくは活発な地震が継続する恐れがあるということで、当面はいつでも大きな地震が発生する前提での生活が必要となります。

人的な被害

  • 能登半島地震による人的な被害ですが、死者は全て石川県で発生しています。1月30日の14時時点で、確認されている死者は238名、行方不明者は一部がまだ確認中で確定していません。238名の犠牲者のうち、15名の方は災害関連死、地震の揺れや火災ではなく、その後の被災生活で命を落とされた方となっています。
  • 過去の災害においても、震災関連死は地震発生から数ヶ月・数年後にも生じ続けるため、今後は関連死を防ぐための対応がとても重要になります。なお、この関連死のなかに、1月2日に羽田空港で生じたJAL機と海保機の衝突事故による職員死者5名は含まれていません。
  • 重軽傷者は、石川県および周辺の地域でも生じており、1月29日時点で重傷者319名、軽傷者968名となっております。
  • 改めて、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします。

建物被害

  • 能登半島地震による建物被害は、まだ数字がハッキリしていません。
  • 全壊・半壊・一部損壊などの調査が終わっておらず、建物に関する被害の全貌はこれから明らかとなります。暫定の数字では、1月30日時点で、石川県において、少なくとも44,926棟の建物が、全壊・半壊・一部損壊の被害を受けていることが分かっています。
  • 例えば被害の大きかった珠洲市は、元々市内に6100棟の住宅が存在しましたが、現在の暫定数字で、2,092棟が全壊、1,036棟が半壊、1,444棟が一部損壊、市内の住宅の半分が人の住めない状態となり、75%は何かしらの被害を受けているという、とんでもない状態となっています。
  • 文字通り壊滅的な被害を受けており、今後の長い支援が求められる状況となっています。

ライフラインの状況

  • ライフラインも大きな被害を受けたままとなっています。
  • 断水については、輪島市、珠洲市、穴水町(あなみずまち)、能登町(のとちょう)、七尾市、志賀町(しかまち)は、震災1ヵ月時点において、ほぼ全域がいまだに断水している状態です。一部の小規模エリアで通水が開始されていますが、広いエリアの復旧は春以降になる見込みで、当面は生活に大きな支障をきたす状況が続きます。
  • 停電に関しては復旧が進んできてますが、1月30日現在でまで、輪島市で1400戸、珠洲市で900個、その他一部地域でも停電が継続しており、こちらも復旧にはまだ時間がかかる見込みです。
  • 過去の震災でも水道や電力の完全復旧には多くの時間を必要としましたが、今回もインフラ復旧には長期の期間が見込まれ、特に小規模な集落などは人が戻れるのかどうか、現時点ではなんとも言えない状況です。

ニュース報道は減っているが震災は終わらない

  • テレビ、WEB、震災の報道は徐々に減りつつありますが、被災における復旧はこれからが本番です。外からできる活動としては、直接的な募金活動や、被災地域に対する買って応援、ふるさと納税を活用した支援などがあります。コンビニで小銭が邪魔だなと思った時には、ぜひ義援金箱をご活用ください。
  • なお、先日YouTubeそなえるTVのライブでもご報告しておりましたが、YouTubeライブでいただいたスパチャ2万円に、私からの追加分を加えまして、先日日本赤十字へ10万円の活動支援寄付をさせていただきました。募金活動は口に出す、とお話しておりましたので、私もご報告です。

本日も、ご安全に!

本日は能登半島地震」のお話でした。

それでは皆さま、本日も引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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