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Voicyそなえるらじお #792 2月22日「猫の日」に考えるペット防災のポイント

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #792 2月22日「猫の日」に考えるペット防災のポイント

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、2月22日(木)、本日も備えて参りましょう。

最重要防災グッズ

本日のテーマは「ネコと防災」です。

  • 本日2月22日は、ニャン・ニャン・ニャンということで、猫の日です。
  • 私の妄想ではなく、1987年に猫の日実行委員会によって登録された、日本の記念日です。ちなみに猫の日実行委員会がどんな組織なのかはよく分かりません。ということで本日は、ネコを始めとするペットの防災対策について考えてみたいと思います。

ネコさまの防災…建物対策編

  • ペットの防災対策は、赤ちゃんや乳幼児、障害を持たれている方、介護が必要な方がいる家庭と同じように考え方ます。
  • 大地震などの突発的な災害で即死しないための準備と、避難所へ行かないための対策が重要になるということです。
  • まずは即死防止対策ですが、重要なことは大地震でつぶれない家に住むこと。新耐震基準、可能ならば耐震等級3の家に住むことが必須となります。どのような準備をしていても、家が潰れてしまえば全て無駄となるのは、人間の防災においても、ネコチャンの防災においても同じです。
  • さらに、ベッド・お布団・寝床・ケージ・こたつなど、赤ちゃんや、介護者や、ネコが寝ていたり、長時間滞在したりする場所を、安全な環境にすること、家具がその場所を直撃しないようにする、荷物や家電が落下しないようにする、ガラスが割れて飛散しないようにするなど、大地震の揺れから命を守る対策が重要になります。こたつの脚を補強して、絶対に潰れない空間にすることは、人間にとってもネコチャンにとっても優れた防災になるかもしれません。
  • とりわけ、夜寝ている状態で大地震に見舞われた際、気づいたら死んでいた、避難経路が失われていた、となると、その他のどのような準備も無駄になるため、つぶれない建物と、安全な室内対策が何よりも重要になります。

ネコさまの防災…避難しない準備

  • 大地震の揺れとあわせて、二次災害からの避難の準備も重要です。
  • 自宅が、津波の浸水範囲にあったり、高潮・洪水・内水氾濫で沈む場所にあったり、土砂災害や火山の噴火による影響の直撃を受ける場所にあったり、また木造住宅が密集している、地震火災が発生しやすいエリアにあったりする場合、災害時に屋外への避難が必要になる場合があります。
  • また、命を守った後、自宅に戻れない場合は避難所で生活をすることになりますが、ネコチャン、赤ちゃん、乳幼児、要介護者、身体の悪い高齢者がいるご家庭の場合、避難所へ移動して生活をすることは、想像を絶するほど大変です。
  • 例えば避難時、国のガイドラインでは、ペットは同行避難、避難所へ一緒に移動することが原則とされていますが、同行避難はあくまでも避難所まで一緒に行くという意味で、ネコチャンと同じ空間で生活できるかは、各避難所の対応にゆだねられます。
  • 特に、大地震などの大規模災害発生時は、避難者の数も膨大になりますので、避難所ではスペースの確保が難しくなります。極端なことを言えば、町内会長がペット好きであれば、ペットに優しい避難所運営、例えばスペースの一部をペット同伴エリアに指定する、などが考えられますが、
  • 町内会長がペット嫌いだったり、日頃から犬・猫に悩まされている様な場合は、ペットに厳しい避難所運営、体育館の軒下にリードをつないだり、ケージを積んでおいたり、という対応になる可能性もあります。
  • そしてこの辺りの基準については、法律などで整備されておらず、文句を言うことはできますが、改善されるかどうかは分からないのです。
  • そのため、赤ちゃん、要介護者、ペットがいるご家庭における、重要な防災対策は、津波や水害や土砂災害の発生しづらい場所に住むこと、避難しなくても良い家に住むことが非常に重要であるといえます。

ネコさまの防災…在宅避難

  • 避難が不要であった場合も、停電や断水、流通の停止など、インフラ被害に対する準備は必要です。
  • ペットフードやペットのトイレをはじめとする消耗品については、最低2週間分から1ヶ月分程度の在庫を常に持つ、日常備蓄の方法で物資を切らさない準備が必要になります。もちろんペット用のお水も人間用とあわせて多めに準備が必要ですし、冬の場合は暖房の停止に備えた保温グッズなども必要になります。
  • ペットを飼うというのは、インフラが整っている平時であれば、楽しい毎日を送れる要素として大きなメリットがありますが、便利なインフラが全て無くなる災害時への備えを、相当しておかなければならない、という責任を果たす必要があります。
  • ちなみにわが家にはペットはおりません。犬と猫は好きですので、ぜひ飼いたいとは思いますが、子供3人が独立するまでは、ペットの責任まで負うのは難しいと思って、しばらくはシマエナガとカニとぎょうざうるすを愛でることで我慢したいと思っております。

本日も、ご安全に!

本日は「ネコと防災」のお話でした。

それでは皆さま、引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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