Voicyそなえるらじお #864 避難所のプライバシー対応…非常時でも身だしなみは重要です!
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、6月7日(金)、本日も備えて参りましょう!
ムダ毛×防災?
本日のテーマは「避難所におけるプライバシー対応」のお話です。
本日6月7日は、「6」と「7」の語呂合わせにより登録されている記念日、「ムダ毛なしの日」です。世界的な除毛・脱毛ブランドド「ヴィート」(Veet)を展開するレキットベンキーザー・ジャパン株式会社が制定しました。
安心してください、いまお聞きのチャンネルはそなえるらじおです、美容チャンネルではありません。本日はムダ毛と防災のお話。
防災グッズに入れたい物
避難に備えて作成する防災リュック・非常持ち出し袋には、いろいろな防災アイテムを詰め込みます。その時にあると便利な道具が、プライバシー保護の道具です。
災害で停電や断水が生じた場合、災害直後の避難所では文字通り何も出来ません。非常時に自分の見た目にこだわる余裕はない、と思われるかもしれませんが、衛生的な生活が発達し、外見補正が極度に進みすぎた現代社会、非常時だからと言って完全に無防備な自分をさらけ出すのは、なかなかにストレスがMAXな行為となります。
避難所にあるのは床と天井だけ、隣のご家族と自分を隔てる壁はありません。自分で壁を作らなければプライバシーも何も確保できません。例えば壁を作るアイテムとしては、大物ならばテントや寝袋、小物ならばポンチョやアルミブランケットなどがあります。
ただ、壁は大変です。そこでもうひとつ考えたいアイテムが、身だしなみ関連の小物です。長期間入浴ができず、身だしなみを整えることも難しくなる状況では、自分の身を隠すことがストレスケアにつながります。
頭髪を隠す帽子、薄手のニット帽などはかさばらず便利です。また感染症対策のマスクは、避難所のスッピン顔を隠すアイテムとしても有効です。防寒着を兼ねて、薄手の上着を1枚入れておくのもよいですね。文字通り着の身着のままリュックだけ持って避難をした際に、少しでもまともな上着があると気持ちが楽になります。
また、持ち出せる範囲内で、オールインワン化粧品、簡単なメイク道具、忘れがちな鏡、日焼け止めなども防災用品として放り込んでおけると役立ちます。メイクをバッチリ決めるわけではなく、積極的に活動できる程度に整える、そのくらいでよいのです。
非常時にムダ毛処理は難しいかもしれませんが、ムダ毛を隠す用意、そのた外見を取り繕う用意は、被災生活の活動のベースとなる準備ですので、無駄とは言えません。荷物の重さ的な余裕の範囲で、必要な道具を準備してください。
本日も、ご安全に!
本日は「避難所におけるプライバシー対応」のお話でした。
それでは皆さま、引き続き、ご安全に!