Voicyそなえるらじお #896 水害時は「2階で寝起き」…を最初の手段にしてはいけない!
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執筆者:高荷智也
おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、7月26日(金)、本日も備えて参りましょう!
応急手段を最初の選択肢にしない
本日のテーマは「水害避難」のお話です。
一昨日7月24日から、秋田県・山形県周辺で大雨が降り、大きな被害が発生しています。25日の深夜には昨年8月以来の大雨特別警報が発令され、自治体から警戒レベル5:緊急安全確保が発令されている地域も生じています。
この大雨の影響で、堤防の決壊を伴う浸水や床上浸水被害、土砂災害の発生、大規模な停電や交通障害、また行方不明者も生じているということです。大雨は、本日26日にかけて続く見込みですが、すでに貯水施設も土地も限界まで水を吸収しています、少しの雨でも大きな被害につながる恐れがあるため、避難指示が発令されている地域では躊躇無く避難を行ってください。
家の2階に逃げる
突発的な大雨や土砂災害などから身を守るために、戸建て住宅の場合は2階で寝起きをするという物があります。室内で洪水などの直撃を受けた際、1階よりも2階にいたほうが生存率が高いという状況からのアドバイスです。
これはもちろん正しいのですが、2階で寝起きしないと危ない状況というのは、そもそもにおいてかなり危険な状況です。2階にいれば助かるのではなく、1階よりマシだから2階へ逃げる、できることなら屋外に出られる間に避難場所への移動を完了する、ということが本来すべきことです…
本日も、ご安全に!
本日は「水害避難」のお話でした。
それでは皆さま、引き続き、ご安全に!