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Voicyそなえるらじお #1003 イヤホンの日に考える防災リスクと外音取り込みイヤホンのススメ

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #1003 イヤホンの日に考える防災リスクと外音取り込みイヤホンのススメ

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、1月8日(火)、本日も備えて参りましょう!

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本日のテーマは「イヤホン」のお話です。

毎年1月8日は「イヤホンの日」です。1月8日で「イヤホン」という語呂合わせから、イヤホン普及を目的に制定された記念日です。ちなみに同じ語呂合わせで、2月22日はヘッドホンの日、11月18日はいいイヤホン・ヘッドホンの日となっています。ということで今回はイヤホンのお話。

耳をふさがないイヤホンを

日頃、スマートフォンなどとセットで、イヤホンを使われる方は多いと思います。特に電車に乗っている際や、屋外で集中したい際などにイヤホンが活躍しますが、外部の音をシャットアウトするというのは防災的には危険な行為でもありますので、注意も必要です。

電車やバス、飛行機などの乗り物に乗る際にイヤホンを使用する場合は、音量を上げすぎないこと、周囲の異変を感じた際にはすぐにイヤホンを外す意識を持つこと、などが必要です。防災のためにイヤホンをするのはやめようとは言いませんし、私も新幹線や飛行機などに乗る際には、ノイズキャンセリングイヤホンをよく使用しています。

ただ、完全に世界からシャットアウトされるのは、危険に気づかなくなるリスクが高まりますので、何事もほどほどにということは意識してください。

一方、自動車を運転する、自転車に乗る、街の中を歩くなど、自分の意思で移動する際には、外音を遮断するイヤホンをつけてはいけません。法律でイヤホン着用が禁止されている訳ではありませんが、外の音が聞こえない状態で自分が事故を起こした場合などは、安全運転義務違反を受ける可能性があります。

また、防災においては、法律違反だから○○をしてはならない、と言う考え方をするのではなく、死ぬ可能性があるから、危険だからやめるべき、と考えることが重要です。イヤホン着用は違反だからダメなのではなく、外部の音が聞こえないと危険で、場合によっては自分が死ぬからやめよう、という考え方が重要です。

もし、移動しながらイヤホンをつけたい場合は、耳をふさがないイヤホンの着用をオススメします。私は昔から、ambie(アンビー)というブランドのイヤホンを愛用しています。これは耳たぶを挟む形で装着するイヤホンで、耳をふさがないので外の音がバッチリ聞こえるイヤホンです。

街中を歩いている際に、スピーカーからBGMなどが流れている場所がありますが、どこでもそんな感じにできるのが、耳をふさがないイヤホンです。どこでも自分の好きなBGM付き空間にできる機器という言い方でしょうか。外の音が完全に聞こえますので、安全に使用することができます。登山などをする際にも、落石に気づくためにイヤホンは避けるべきと言われますが、耳をふさがないイヤホンなら安全に使えます。

ノイズキャンセリングイヤホンは便利

一方、ノイズキャンセリングイヤホンを聴覚過敏対策として活用する方もいます。音の聞こえないデジタル耳栓などもあり、これはノイズキャンセリング機能だけを搭載した耳栓ですが、外音をマイルドにする効果がありますので、生活の質を上げるために役立ちます。

災害時の騒音でパニックを起こしそうな場合も、こうしたノイズキャンセリングイヤホンなどは有効です。ただ、やはり完全に外音を遮断してしまうと、危険を察知できなくなる恐れがありますので、特に災害時についてはほどほどにしなければならないということも知っておくべきです。

様々なシーンで活用されるイヤホン、最近は完全ワイヤレスタイプが普及し、さらに便利になりました。安全に気をつけて活用しましょう。

本日も、ご安全に!

本日は「イヤホン」のお話でした。

それでは皆さま、引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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