Voicyそなえるらじお #1049 大学生の一人暮らし…防災視点でチェック&準備したポイント
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、3月24日(月)、本日も備えて参りましょう!
あと二人いる
本日は「一人暮らしの準備」のお話です。
昨日3月23日、わが家の長男が大学進学に伴う一人暮らしのため、引越しを行いました。そこで、引越し道具一式を車に積み込みまして、引越し先となる千葉県まで、私と妻、長男の3人でドライブをしてきました。
新居となるアパートに荷物を詰め込み、近所のスーパーで生活用品を揃えて準備を整えて長男と別れ、帰りは妻と二人のドライブ、すこし寂しい感じがしましたが、無事に新生活を始めさせることができ、ひとまずよかったという気持ちです。
と言うことで本日は、大学生一人暮らしを始める際に、防災視点で口や手やお金を出したポイントについてお話をします。
家選び
- 最重要ポイントは家選び
- 大地震で即倒壊しない、新耐震基準の家。耐震等級3のアパートやマンションに住めればベストですが、大学生向けの物件としてはほぼ存在しないため、旧耐震基準を避けることを最優先にチェックしました。
- つづいてハザードマップの確認、即死の恐れがある津波と土砂災害が直撃するエリアは絶対に避ける、洪水と高潮もできれば回避、という視点で物件をチェックし、いずれの危険もない建物を選べました。
- 千葉県はなだらかですがガケが多く、新居の周辺は土砂災害警戒区域が点在するため、ライフライン寸断の可能性は考慮して備蓄品を確保することは必要と感じました。
- また、クローゼットなどがあるため、背の高いタンスなどは設置せずに済みました。大地震で即死する可能性はほとんどなくせたのでよしとします。小物としては、停電時用の自動点灯ライト等がなかったので、Amazonで購入して送りつけたいと思っています。
- ただ、大学生は即死さえしなければ、あとはなんとかなります。ある程度は妥協してもよいかと。
備蓄品
- 防災リュックや備蓄品をどうしようかなと思っていたのですが、水や食料などは自分でかってに防災リュックを作成していたようで、それを使ってもらうことにしました。今までなにも言ったことはなかったのですが、勝手に親のことをみてリュックを作っていたようです。
- ライフライン対策としては、非常用トイレ、カセットこんろ、スマホ充電用のソーラーパネルと大型のモバイルバッテリーがほしいところ。カセットこんろについては、うっかりガスコンロの調達を忘れていましたので、それが届くまでの期間を過ごすことをかねて、近所のスーパー生活用品一式とあわせてカセットこんろとボンベを購入しました。大学4年間の間はこれで十分持ちそうです。
- 非常用トイレとスマホ充電関連は、これからamazonで注文して送りつけようと思っています。家電をバンバン使える必要はないと思いますので、スマホ充電が十分行えるサイズで良さそうですね。
- 後は、三日分程度の5年備蓄食セットと飲料水などを購入して送りつければ、自宅にある食べ物とあわせて1週間程度は生きて行けますから、死ぬことはないと思います。大学生の一人暮らしですから、即死をまぬがれれば何とかなりますし、被災地を出て実家に戻るという選択肢も取れますので、防災もそれなりに楽です、そういう気持ちでよいかと思っています。
終わりに
ということで、防災視点でもそれなりによい形で新生活を始めることができましたので、無事に、そして楽しく4年間を過ごしてくれることを願うばかりです。盆と正月に帰省してくれて会えたらいいですね。
本日も、ご安全に!
本日は「一人暮らしの準備」のお話でした。
それでは皆さま、引き続き、ご安全に!