Voicyそなえるらじお #1089 防災用品を屋外ロッカーや物置で保管する際の注意点とポイント
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執筆者:高荷智也

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、5月21日(水)、本日も備えて参りましょう!
防災用品置き場
本日は「防災用品の屋外保管」のお話をしたいと思います。
今回はコメント欄にいただいたご質問への回答です。コメントをくださいましたのは「shin」さんです。
自宅に防災ロッカーを作りました。具体的には玄関の隣にスチール製のロッカーを置き、その中に防災用品を入れるようにしました。バールやチェーンカッターなどは長尺で、今までは長尺用のプラスチックコンテナに入れていましたが、場合によっては逆に自宅侵入に悪用され防犯上リスクがありました。スチール製のロッカーなら鍵も付けられて安全です。
屋外に防災倉庫やロッカーを備える場合の注意点があれば教えてください。
屋外の防災用品保管の注意点
- 影響…ロッカーそのものが被災しないこと。特に注意が必要なのは水没。ハザードマップなどで沈むエリアにある場合は、ロッカーが沈む恐れがあるため、避難指示が出るような状況では中身を建物の高い場所へ移動させる。あるいはロッカーそのものを沈まない高さのベランダなどに設置する。また台風による暴風で飛ばされないようにする。
- 環境…屋外の高温・低温に中身が耐えられるか。温度変化に弱いものは入れない方がよい。電気製品など。飲料水は低温による凍結に注意。ただ、普通の室内でも夏は35℃を超えるし、冬に氷点下になることもあるので、直射日光が当たるような場所を避けていれば、そこまで気にしなくてもよいと思われます。
- 盗難…屋外に設置するアイテムは全て盗難に注意。特に防災用品の場合は、災害時の盗難に注意する必要があるため、日頃からそこに防災用品が入っていると知られないようにすること。災害発生時は一旦中身を自宅の中に入れること、などが対策となります。
本日も、ご安全に!
本日も「防災用品の屋外保管」のお話でした。
それでは皆さま、引き続き、ご安全に!