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Voicyそなえるらじお #1117 防災アドバイザー業界とは?領域・対象・手法で分類すると…

最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #1117 防災アドバイザー業界とは?領域・対象・手法で分類すると…

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、7月2日(水)、本日も備えて参りましょう!

防災アドバイザー業界とは

本日は「防災業界と防災アドバイザー」のお話をいたします。

本日7月2日の夜は、YouTubeチャンネル「そなえるTV」の5周年記念ということで、高岡防災の高岡さんとのコラボライブを行います。夜20時からの生放送、URLは本日の放送の概要欄に改めて記載します。

このライブのテーマが、防災業界の裏表についていろいろ話す、というもので、そもそも防災業界や防災アドバイザーとは何か…すこし考えて見たいと思います。

防災業界・防災アドバイザーとはなにか

防災アドバイザーという仕事を説明する時には、「テーマ」「対象」「手法」という3つの要素に分解することが多いです。

テーマというのは、専門領域と置き換えてもよいですが、例えば災害や備えの種類…地震・噴火・大雨・感染症・原発事故・テロ対策・食料危機・災害時医療・備蓄食・防災グッズ、色々ありますが、何についてアドバイスできるかという引き出しの広さです。

対象は、そのテーマを誰に語るかという意味で、家庭向けの防災なのか、学校の防災なのか、地域の防災なのか、企業の防災なのか、施設の防災なのか、あるいは自助・共助・公助と言い換えてもよいかと思います。

手法はアドバイスを届ける方法、例えば講演会やセミナーで講師をするのか、執筆や監修ができるのか、コンサルティングをするのか、テレビやラジオで話ができるのか、自分でYouTuberやVoicyパーソナリティをするのか、あるいは大学の先生であったり、防災グッズメーカーの営業マンであったり、行政の防災課職員であったりと、職業と言い換えてもよいです。

このように、テーマ・対象・手法を組み合わせると、例えば「地震を専門領域とした、地域と家庭の対策に詳しい、大学教授」ですとか、「災害時医療と感染症対策に特化し、企業や施設運営者を対象とした、テレビ出演の多い医師」ですとか、どういう方向でのアドバイスを行えるのかが分かってきます。

もっとも、職業が明確な方は「防災アドバイザー」という肩書きは使いませんので、純粋な、いわゆる「防災アドバイザー」としては、「自然災害をテーマに、女性やファミリー層に強い、講演会や執筆の得意なアドバイザー」ですとか、「防災グッズや非常食をテーマに、企業向けのコンサルが多いアドバイザー」ですとか、そうした特徴が見えてきます。

じゃあ私は何なのかと言えば、よくも悪くも全部なのです。「自然災害全般からゾンビ対策までをテーマに、家庭・企業・地域全般を対象に、講演・執筆・コンサル・テレビ・YouTubeやVoicyまで対応するアドバイザー」という形で、備え・防災の何でも屋さんというお仕事をしております。

故に、特定領域に特化した方から見れば、浅い知識でどこにでも登場する、よく分からない業界荒らしという見られるかもしれませんが、一方で依頼をする側からすると、防災で困ったらとりあえず声を掛ければ何とかしてくれる便利な人、と思われているかもしれません。

防災アドバイザーとはなんなのか

防災アドバイザーという仕事をしていると、同業の方々とお会いしたり、話を聞く機会も多くあります。ただ、基本的は、自分の領域と重なる人としか接点を持つことはありませんので、家庭の防災だけを扱うアドバイザーの方と、企業のBCPを専門にするコンサルの方は、広く見れば同じ業界ですが、接点は少ないのかなと思います。

また、防災講演会を主なフィールドとするアドバイザーの方は、おそらく防災系youtuberのことは知らないでしょうし、その逆もまたしかりだと思います。私は良くも悪くも、全方位でお仕事をしていますので、講師の方、物書きの方、メディアに強い方、youtuberの方、色々な防災アドバイザーさんと接点を持っておりますが、皆さんそれぞれ色々な強みが有り、いいなと思っています。

この放送を聞かれているリスナーの皆様は、VoicyやYouTubeという媒体に登場している防災アドバイザーについては、名前を聞いたことがある方も多いと思います。例えば防災アドバイザー業界のレジェンド、山村武彦さんであったり、アウトドア防災のあんどうりすさんなどは、Voicyパーソナリティもされていますので、ご存じの方も多いかと思います。放送が再開するといいですね…

で、本日YouTubeでコラボ対談をする、高岡さんは、私と同じようなオールレンジの防災アドバイザーだと思いますが、元消防士で、元自衛官という、私にはない現場経験という強みを持たれているのは素晴らしいですね。

今日のコラボ対談では、こうした防災アドバイザーという仕事をする人間から見た、防災業界や、防災アドバイザーのお仕事について、いろいろお話をしていきたいなと思っています。

高荷の強みは

ところで、私は防災アドバイザーとう仕事を始める前は会社員でした。住宅設備会社の営業マン、エンタメ業界に強いネットリサーチ会社の調査マン、Webメディア会社のマーケター、システム開発会社のディレクター、こうした肩書きで仕事をしてきました。防災に関する仕事にたずさわったことは無いため、知識は自前で学んできました。

そのため、悪く言えばド素人の自称防災アドバイザー風情なのですが、よく言えば既存の業務にとらわれず、必要な知識を自由に身につけたアドバイザーという仕事を行えています。あと、比較的Web業界・IT業界の経歴が長いため、YouTubeやVoicyというWebサービスもそうですが、IT関連の防災にはすこし強みがあるかなと思っています。

ポータブル電源にやたら詳しかったり、防災に関するアプリやWebシステムの話ができたり、あるいはWebを活用した防災サービス展開に関するコンサルティングを行えたり、というのが特徴かもしれませんね。もっとも一番楽しい仕事は、防災グッズにまみれることなのですが、これはグッズの企画開発やら、通販番組で大暴れをするということで叶えています。

こんな、割と取り扱いテーマや領域の広い防災アドバイザーが、その周辺についてのお話を今晩行いますので、防災に興味のある皆様には、楽しいライブになるのではないかと思っています。ぜひご覧ください。

本日も、ご安全に!

本日は「防災業界と防災アドバイザー」のお話でした。

それでは皆さま、引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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