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Voicyそなえるらじお #1287 煽りすぎ?危機感なさ過ぎ?どちらも正しいが領分は守るのがよい

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最終更新日:

執筆者:高荷智也

Voicyそなえるらじお #1287 煽りすぎ?危機感なさ過ぎ?どちらも正しいが領分は守るのがよい

おはようございます!備え・防災アドバイザー高荷智也がお送りする「死なない防災・そなえるらじお」、3月25日(水)、本日も備えて参りましょう!

平常運転ですよ?

今回の放送は「災害を煽る・煽られる」のお話です。

YouTubeそなえるTV 20万人!

まずはお知らせから。

YouTubeチャンネル「死なない防災!そなえるTV」の登録者さまが、20万人を突破しました。日頃から「ご視聴・高評価・登録」などをしてくださる皆様に、お礼申し上げます。
https://youtube.com/@sonaerutv

権威も、学歴も、実績もない、ド素人が「自称・防災アドバイザー」を名乗り活動できているのは、皆様の応援のおかげです。

また「防災アドバイザー」または「防災YouTuber」という存在は、世の中が不安になるほど仕事が増える、死神のような仕事です(神というのもおこがましいですね)。

特に昨今の先が見通せない情勢下においては、「煽りすぎ」「楽観しすぎ」の意見が対立し、どちらも正しいが、どちらも譲れない状況になっていると感じます。

こうした状況を自覚した上で、引き続き「煽らないこと」「事実に基づいた話以外はしないこと」「ロジックで語ること」などを意識して、活動を続けたいと思います。

なお、メディア出演時には、「防災の専門家」「防災のプロ」といった肩書きをいただくことがありますが、それは先方の厚意であり、私自身は「野生の防災アドバイザー」または「防災グッズマニア」だと思っています。そんな感じで、どうぞよろしくお願いします🦀

趣味でYouTuberをしている身としては、純粋に嬉しい数字でしたので、ご報告でした。引き続き、備えて参りましょう!

広まる危機感

引き続き、米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発する、ホルムズ海峡封鎖と、これによる世界的な原油危機の先行きが見通せません。先行きの明るいニュース報道が出たと思ったら、厳しそうなニュースがこれを上書きしていく、という状況が続いています。

また、世間の関心についても、3月22日(日)頃までは、世間的にもそれほど大きな関心を集めているように見えませんでしたが、週明け、3月23日(月)頃から、単なるイラン情勢に加えて、原油危機そのものに関する報道が増加し始め、昨日3月24日(火)に入って、さらに増加している様に感じます。

毎日日本へ入港していた、中東からのタンカーがほぼゼロとなり、いよいよ本格的な原油備蓄の取り崩しフェーズに入ったということも関係していると思いますが、危機感を持つ人が増え始めているように感じます。一方、わさビーフの生産は再開されたということで、これは喜ばしいですね。

煽るとはなにか

ところで、危機感がジワジワと広がる状況において、必ず出てくるのが「恐怖を煽るな」という指摘です。ただ、こうした指摘が増加するのは、今回の原油危機が初めてではありません。

夏の水害シーズンにおける、台風接近に関するニュースがでた際。冬に大雪や寒波に対する注意を促す報道が出た際。こうした場合にも、対策を呼びかける声と、煽りすぎという声が両方出てきます。ただ、気象災害が想定される状況というのは、規模はともかく高い確率で実際に生じることへの注意喚起ですので、どちらかと言えば対策を呼びかける声の方が強くなります。

一方、生じるかどうか分からないリスクへの呼びかけがなされる場合は、煽りすぎという声が強くなります。例えば2025年12月の「北海道・三陸沖後発地震注意情報」、2024年の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」、また2025年に流行した「7月4日に大災難」騒動などが該当します。

過去に生じたこれらの騒動時にも、厳重な対策や、備蓄などを呼びかける声と、同時に煽りすぎだいい加減にしろという声は、両方飛び交いました。危機感の抱き方というのは、人によってレベルの高い低いがあります。この高低により、災害への備えを呼びかける声が、参考になる情報になる方と、うるさい煽り情報になるという方が生じます。

また、私の様な「防災アドバイザー」という仕事は、こうした危機感によって生かされている職業な訳ですし、災害に対する備えを訴えることが役割です。対策をしたい方にとっては有益な存在と感じていただけるようですし、逆に危機感を抱きたくない方々から見れば、存在そのものが煽りの象徴になるわけです。これは個々人の好みの問題ですから、しょうがないことでもあります。

東海地震が来るぞという話

ところで私は静岡県在住なわけですが、よく、静岡の人は防災意識が高いですよねと言われます。大地震は必ずくるという意識、防災訓練ガチ参加は当たり前、街中に防災倉庫があるのは見慣れた風景、小中学校のいすには必ずザブトン代わりに防災頭巾を敷く、小学校低学年はヘルメットをかぶって登校する、という地元民にとっての当たり前は、そうでない地域の人からすると、防災意識が高いとみなされるようです。

その根幹になっているのは、かれこれ50年近くにわたって言われ続けている、「明日東海地震が発生してみんな死ぬ」という、南海トラフ地震への警戒が日常レベルで続いているためと思われます。

どうでしょうか、「明日南海トラフ地震が来てみんな死ぬ」という呼びかけ。少なくとも静岡県では「常識」として言われ続けていますし、まぁ明日来るかはともかく、大地震はいつでも生じるから注意しないとね、という考え方に異論を唱える人は少ないように思えます。しかし、大きな地震が直近で生じておらず、将来的な発生についてもあまり言及されていない地域の場合は、強烈な「煽り文言」になるのだと思います。

煽りになるかは人次第

改めて現在、原油危機により日常生活に影響が出るかもしれないという状況。今後どうなるかは分かりません。このまま終息する可能性も、あるいはよりひどくなる可能性も、どちらもあると思います。

こうした状況において、備えておいた方がいいという声、一方でそれは考えすぎという声の両方が生じることは、仕方がないというより、当然だろうなと思います。人が抱く危機レベルの高い低いは、その人の人生によって培われてきた、根源的なものですので、他人からとやかく言われるモノではないからです。

そのため、備えた方がよいという声、それは考えすぎという声、両方が正しく、どちらが間違っているということはありません。備えたい人は備えればよい、ただし他人に強要することは避ける。一方考えすぎだという人は何もしなければよい、ただし本当に困った時には備えた人に頼らず、潔く散ってほしい。それだけです。

私は、備えたいので備えますし、備えたい人に向けた情報配信をこれからも続けます。この情報が役立つと思う皆様は、引き続きお話を聞いてくださると幸いです。 

本日も、ご安全に!

本日は「災害を煽る・煽られる」のお話でした。

それでは皆さま、引き続き、ご安全に!

サイト管理者・執筆専門家

高荷智也(たかにともや)
  • ソナエルワークス代表
  • 高荷智也TAKANI Tomoya
  • 備え・防災アドバイザー
    BCP策定アドバイザー

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