英国・イギリスの2020新型コロナ対策(外出制限)
最終更新日:
執筆者:高荷智也
英国イギリス全土で行われている、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止対策について、概要をご紹介します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の全世界的な流行拡大が続いています。各国で外出制限を含む厳しい感染拡大の防止対策が行われていますが、当ページでは英国・イギリス全土で行われている対策の概要を紹介します。
情報源について
- 英国・イギリス政府 コロナウイルス対策サイト
- 外出制限に関するガイドライン
- ※最終更新日時:2020年3月23日
以下の情報は、上記ページのGoogle翻訳内容を意訳して整理したものです。情報に誤りのある可能性があること、細部のニュアンスが原文と異なる恐れがあることをご了承ください。
当サイトの「新型肺炎・COVID-19」特集ページはこちらです。
イギリスの感染拡大対策の概要・方針
期間
- 2020年3月23日(月)から3週間
- 経過後に措置を再度検討し、継続か解消かを判断する
政府が掲げる3つの方針
- 不要不急な外出を避け、家にいることを要求する
- 必需品を扱う店舗以外、またコミュニティスペースを閉鎖する
- 自宅以外における2名以上の集まりを全て停止する
罰則規定
- コロナウイルス法案により施行される
- 店舗閉鎖などは、違反企業に対する罰則・罰金を与える
自宅に留まることについて
全国民について、自宅に留まるように要請しています。
外出が許される4つの例外
- 食料や医薬品などの必需品に関する買い物
- 健康維持のために行う、ランニング・ウォーキング・サイクリングなどの単純な運動
- 医療を受ける、または医療や介護を提供する行為
- 出勤しなければ成立しない業種における通勤
これらのために外出する場合においても、時間はできるだけ最小限にとどめ、また家族以外の他人とは2mの距離を空けることが重要。
離婚・別離している家庭における子どもの対応
- 両親が同じ世帯に住んでいない場合は、18歳未満の子どもは両親の家の間を行き来できます。
子どもを預けないと仕事ができない場合の対応
- 社会維持に不可欠な仕事に従事しており、かつリモートワークによる在宅勤務が不可能な場合は、子どもを学校や保育園に預けることができます。
不要不急でない店舗や公共施設の閉鎖
政府は以下の対象を閉鎖するように命じています。
必需品以外を扱う小売店は閉鎖
- 必須でない商品を販売する全ての小売店、衣料品や電気製品も含まれる
- 食料品を除く屋外および屋内の市場
飲食店は閉鎖
- レストラン・バー・居酒屋などの店舗
- ※病院や学校などの食堂、テイクアウトとデリバリーに関しては許可される
各種サービス業の店舗は閉鎖
- 自動車ディーラー・ショールーム
- ※自動車の修理店舗は許可される
娯楽施設は閉鎖
- パブ、映画館、劇場、コンサートホール
- ボウリング場、ゲームセンター、屋内レジャー施設
- 公園、スポーツ施設、屋外ジムなど
公共施設・宗教施設は閉鎖
- 図書館、博物館、集会場など
- 家族の葬式目的を除いた、全ての礼拝の場所
宿泊・レジャー施設は閉鎖
- カジノ、賭博店(補足:日本で言うとパチンコ店・雀荘・競馬場などでしょうか)
- ジム、フィットネススタジオ、屋内プール、屋内スケート施設
- ボウリング場、ゲームセンター、屋内レジャー施設全般
- 屋外スポーツ施設
- ホテル、キャンプ場、各種宿泊施設
- ※但し、労働者やホームレス向けの宿泊施設は除く
イベントや集会の中止
政府は、自宅以外における2名以上の全ての集まりを禁止しています。
特に注意が必要な対象
- 結婚式、教会での洗礼・宗教儀式などの社会イベント全般
- ただし家族の葬式は対象外とする(補足:新形肺炎による死亡者が増えるためと考えると悲しいですが…)
例外規定
- 家族が屋外で一緒にいる場合(買い物など)
- 業務上で必要な場合、ただしオンラインミーティングなどに移行することを推奨
仕事について
- 前述の「生活に必須ではない店舗サービス」を除き、できるだけビジネスが維持されることを政府は要求しています。
具体的なポイント
- できる限り、リモートワークによる在宅勤務を推奨しています。
- 製造業や建設業など、出勤しなければ成立しない業務については通勤を認めています。
オフィス・工場などの対策
- 出勤が不可欠な場合、できるだけ従業員の間隔を2m以上離すこと
- 石けんと水、または消毒薬で20秒以上の手洗いをすること
訪問サービス
- 修理やメンテナンスを行う担当者は、本人が健康であれば訪問対応ができますが、訪問先の顧客と、2m以上の距離を空けること
- 担当者自身に症状がある場合の訪問は許可されません
- 感染者がいる世帯については、緊急の工事や修理(水道水漏れなど)を除き、訪問することは許されません