ゾンビ対策|武器なしでサバイバルする7つの対処法
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執筆者:高荷智也
銃火器や刀剣が持てない日本でゾンビが発生した際の生き延び方を専門家が徹底解説、民間人のための超詳細なゾンビマニュアルです。現実的な可能性がある「ゾンビウィルス・パンデミック」の事前準備内容から、武器を使わない戦い方や避難のポイントをご紹介。
ゾンビ災害が発生すると、ウィルス感染や社会インフラの崩壊といった被害が生じます。
ゾンビ発生の直後はウィルス感染方法とゾンビの能力把握に努めます。
ゾンビ発生の直後はウィルス感染方法とゾンビの能力把握に努めます。
避難行動時には、絶対にゾンビと戦うことがないように立ち回ります。
ゾンビと鉢合わせになってしまった場合は足止めをしつつ逃げ出します。
籠城をする際にはライフラインの停止に備えながらゾンビを観察します。
ゾンビと戦う際にはトラップを駆使し、役割分担をして対峙します。
避難用の武器としてはリーチの長い棒を、戦闘用には鈍器を選択します。
人間が想像できる災害は全て現実化する可能性があります。
備え・防災アドバイザーによるゾンビ対策の解説の意図をご紹介します。
ゾンビ発生時に想定される被害状況と対処方法
”ゾンビの発生”という災害は、大きく3種類の被害をもたらすと考えられます。まずゾンビという「凶暴な生物」による直接の攻撃、次にゾンビの発生原因のひとつである「ゾンビウィルス」感染による自身のゾンビ化、そしてインフラや流通網のマヒによる「社会的混乱」です。
「凶暴な生物対策」→ゾンビの攻撃を回避する
ゾンビそのものがもたらす影響は、例えば動物園から猛獣が逃げ出した事態、山で野生のクマやイノシシに遭遇した状況、あるいは海でサメに襲われたようなケースに似ています。ゾンビも野生動物も人間より強いため、正面から丸腰で戦いを挑むことは得策ではありません。ゾンビの身体能力や知能が明らかになるまでは、避難することだけを考えましょう。
「感染症対策」→ゾンビウィルスの感染を防ぐ
ゾンビ発生原因のひとつとされる「ゾンビウィルス」は致死率(ゾンビ化率)が100%で、治療手段であるワクチンが存在しないため、ウィルスによる被害を免れるためには感染しないことが唯一の対策となります。ウィルス感染の方法はゾンビの体液と直接接触する場合の他、空気感染・飛沫感染が生じる場合もあるため、一刻も早くゾンビ発生の中心地から離れることが重要です。
「社会混乱対策」→ライフラインやインフラの停止に備える
ゾンビ発生の規模が拡大するにしたがい、人々は都市部を離れて安全な地域へ避難を始めます。当然この避難者には電気・ガス・水道などのライフライン、通信網、流通網、行政サービスなどの従事者が含まれますので、社会を維持するインフラが次々と停止することになります。そのため、ゾンビ災害が長期化する場合に備えて長期備蓄・自給自足の準備が必要です。
ゾンビ対策① 目の前でゾンビが発生し始めた際の対処方
どこかでゾンビが発生している、という情報を得た場合
スマートフォンの普及に伴い、なにか事故や事件が生じた場合、その第一報はテレビや新聞などのマスコミではなく、一般人による拡散、Facebook(フェイスブック)・Twitter(ツイッター)・Instagram(インスタグラム)などのソーシャルメディア、あるいはLINE(ライン)への投稿である場合が増えています。「ゾンビの発生」という尋常ではない状況も、おそらくはインターネットによる情報が最初に拡散すると考えられます。
至近距離でゾンビが発生し始めた場合
自分の近くで悲鳴が上がった、向こうから形相を変えた人々が全速力で走ってくる、遠くの方から「逃げろ!」という叫び声が聞こえたなど、店舗・学校・職場などの外出先において、至近距離でゾンビが発生し始めた場合も、速やかな避難が必要です。なお、もし余裕があれば生じている騒動なり、ゾンビの写真を撮影しておきましょう。家族や知人に避難を促す際に、そうした証拠がなければ説得が難しい可能性があるためです。
目の前にゾンビが現れた場合
ゾンビウィルス・パンデミックがどのようなきっかけではじまるにせよ、誰かが必ずゾンビとファーストコンタクトを取ります。しかし最初の遭遇段階では、その「凶悪そうなイキモノ」がゾンビであることを誰も理解していないため、一見するとただの「具合が悪くてうめき声を上げている人」と間違えてしまう可能性があります。まず目の前の尋常ならざる状態を受け入れ、これが災害であると認識することが重要です。
ゾンビ対策② ゾンビ発生直後の情報収集と分析ポイント
ゾンビを無力化するためには頭部(脳)を破壊する必要がありますが、素人が銃火器や刀剣類を用いずに人体の頭部を吹き飛ばすことは困難を極めます。そのため、武器を持たない民間人がゾンビ発生を見知った場合には、とにかくゾンビに関する情報を集めて、ゾンビと接触せずに安全な場所へ避難する方法を検討することが重要です。
ゾンビ化の理由・感染方法に関する情報を集める
ゾンビが複数の場所で同時多発的に発生している場合、ウィルスなどによる空気(飛沫)感染の恐れがありますので、屋外には絶対に出ず室内で情報収集に努める必要があります。一方、ゾンビが発生地点を中心にじわじわと数を増している場合は、接触感染によるゾンビ化と考えられますので、直近ではゾンビに接近しなければ安全です。次の情報収集段階へ移りましょう。
ゾンビの身体能力や知性に関する情報を集める
ゾンビから避難する際、あるいはいずれ戦いを挑む場合においても、ゾンビの能力が分からなければ対策の立てようがありません。そこで、テレビやネットの情報を頼りに、ゾンビの身体能力(走れるか?)・知能水準(武器を使うか?)・人の見分け方(視力・聴力・嗅覚)に関する能力を収集し、ゾンビと対する際の方針をまとめる必要があります。
安全な場所、及び今後の推移に関する情報を集める
武器を持たない民間人は、ゾンビが掃討されるまで自宅や安全な避難所に閉じこもる必要があります。そこで、現在ゾンビが発生している場所を知り、どこで籠城するのか、あるいは避難をするのか、避難の場合にはどの方向へ向かって移動をするのかといった計画を立てます。この際には、国内だけではなく海外の情報にも気を配り、これが世界同時多発的な現象で長期のサバイバルの必要があるのかも見極めることが重要です。
ゾンビ対策③ 安全な避難先の探し方と移動のポイント
ゾンビ災害時の移動の鉄則は「ゾンビと戦わないこと」であり、事前準備は武器の備えではなく安全なルート開拓が中心になります。またゾンビの身体能力・知能水準・五感の鋭さによって安全な場所が変わるため、いきなり避難を開始せず情報を集めたから移動をしましょう。
ゾンビの特性を把握するまで避難行動は避ける
ゾンビからの攻撃、及びゾンビウィルスの感染を防ぐためには、ウィルスのキャリア(保菌者)となる「人間」が少ない地域へ移動することを重視します。しかしウィルスの感染力の強さやゾンビの能力によって安全な場所は変わりますので、いきなり田舎や山間部を目指すのではなく、まずは自宅などへ立てこもり情報を集めてから行動を開始することが重要です。
段差を越える力と泳力、日光・高温・低温の耐性を知る
安全な避難先は、ゾンビの身体能力・知能・五感の鋭さによって異なります。ゾンビが段差を超えられないようであれば建物の2階以上は安全です。またゾンビが泳げなければ離島や船の上が安全地帯となりますし、寒さで行動が鈍くなるようならば寒冷地に移動することで安全を確保できるなど、ゾンビの能力を見極めて避難先を考えることが重要なのです。
避難時の戦闘は絶対に避ける
ゾンビが単なる「凶暴生物」であれば、戦って傷を受けたとしても治療の余地がありますが、ゾンビは致死率100%の「ゾンビウィルス」のキャリア(保菌者)である可能性が高く、ほんのわずかな傷を指先に受けたことが死につながる恐れもあります。人間に「HP(ヒットポイント)」の概念はありません、死に直結する可能性がある戦闘は最後まで回避しましょう。
移動時の服装(ゾンビを避ける服)について
避難行動時はゾンビと戦闘をすることよりも戦いを回避することに専念すべきですので、防御力よりも動きやすさ・疲れにくさを重視した格好を意識します。ヘルメットより通気性のよい帽子、レザーコートより透湿性の高い登山用レインウェア、鉄板入りの安全靴より貫通防止インソールを入れた登山靴などを選択し、身軽に動けるようにしておきます。
ゾンビの五感を刺激する音・光・臭いを出さずに移動する
人間を察知するためのゾンビの能力(視覚・聴覚・嗅覚)が明らかでないうちは、移動時にゾンビの五感を刺激することを避けます。ゾンビの視界に入らないようにすることはもちろん、声を上げたり荷物が音を立てたりしないように注意し、また自動車の騒音はゾンビを呼び寄せる可能性がありますので徒歩で移動するようにします。食事を取る際にも、炎の熱・立ち上る煙・食事の臭いなどが過剰にならないように注意してください。
ゾンビ対策④ ゾンビと遭遇・鉢合わせした際の対処方法
ゾンビと鉢合わせてしまった場合、攻撃を回避することと同時にゾンビウィルスの感染を防止する必要がありますので、ゾンビの体に接触することは極力避けます。またいわゆる「ゲロ吐き攻撃(射出嘔吐)」を仕掛けてくる可能性もあるため、できるだけ正面に対峙することも避けてください。
ハシゴや階段など、立体的な逃げ道を探す
ゾンビの身体能力や知性にもよりますが、多くのゾンビは手先や足の運びが上手でないため、段差や障害物を乗り越えることができなかったり時間がかかったりします。室内の廊下や屋外の路地などでゾンビに追い込まれてしまった場合、ハシゴをかけたり椅子などを置いて高い所へ避難したり、あるいは雨どいや電柱をよじ登ることも考えましょう。
簡易なバリケードを築き、ゾンビを足止めする
ゾンビと遭遇した場合、まずは距離を取ったまま逃げることができないかを考えてください。椅子や机で障害物を作る、ロープやガムテープで通路を封鎖する、自動車や自転車で壁を作るなど、あらゆる物を使ってゾンビの前にバリケードを築き、そもそも接近しなくて済むように立ち回ってください。数十秒を稼げれば十分ですので、頑丈である必要はないのです。
リーチのある得物を使い、ゾンビを押しのける
ゾンビからの避難時には、杖や傘・野球のバットやゴルフクラブなど、リーチの長い棒状の物を前方に構えて移動をし、ゾンビと鉢合わせた際にはこれらをゾンビに押し当てて逃げてください。棒がなければ、椅子、買い物カゴ、膨らませたゴミ袋など、とにかく距離を取れる物であればなんでも構いませんのでゾンビを押しのける道具として利用します。また押しのけるだけでなく転倒させることができればさらに時間が稼げるでしょう。
ゾンビ対策⑤ 自宅で籠城をする際の準備と備蓄方法
ゾンビが警察や自衛隊にすぐ鎮圧されるにせよ、長期にわたって社会的な混乱が起こるにせよ、自宅や安全な建物内に籠城をする準備は必ず必要になります。ライフラインが停止することを前提に、水・食料・トイレ・医薬品・生活用品などの準備をしておきましょう。
ライフラインの停止を前提とした生活の準備
ゾンビウィルス・パンデミックが長期化すると、電気・ガス・水道などのライフラインをはじめ、通信網、物資流通、医療・消防・治安維持などあらゆる社会サービスが停止していきます。そのため、ゾンビをかわして自宅や安全な建物に避難をした後は、事態が収束するまで備蓄品に頼った籠城生活を行いながら、長期化に備えた自給自足の準備をしなくてはなりません。
わずかでもよいので食料自給を行い希望につなげる
自宅や建物内への籠城をする際には生鮮食品が極端に不足をしますので、水耕栽培などで野菜や植物を育てられるようにすると、ビタミン補給の助けとなります。これは栄養管理の面でも重要ですが、同時に「食料生産ができる」という事実を用意することで、籠城生活下におけるポジティブな希望的要素として活用することにも大変役立ちます。
ゾンビの観察を行い特性の把握に務める
ゾンビから身を隠して籠城をする場合、外部との接触を完全に遮断して引きこもりたくなりますが、備蓄の欠乏や火災などが発生して避難が必要になった場合、ゾンビの特性が分からずにすぐ全滅してしまう可能性があります。そのため、建物内に身を潜める際にも、常にゾンビの行動を観察し、「ゾンビの身体能力(走れるか?)」「知能水準(武器を使うか?)」「人の見分け方(視力・聴力・嗅覚)」を知るようにしましょう。
ゾンビ対策⑥ 銃火器を用いずにゾンビと対峙する方法
ゾンビの特性が明らかになり、有効な武器をそろえることができれば、人間側の反撃を試みます。しかし銃火器が入手できなかった場合は、トラップや飛び道具を駆使して、できる限りゾンビと接触せず、そして徹底的に卑怯に戦い、少しずつゾンビの数を減らすようにしましょう。
人間側に有利な場所で戦いを挑む
ゾンビとの戦闘は、あらかじめ複数の退路を用意した空間におびき出した上で、事前に設置した罠(トラップ)を駆使して行います。落とし穴や網を使ってゾンビの動きを止めることができれば、頭上からブロックなどを投げ落として頭部を破壊したり火を放ったりするなど、距離を取った対応が可能です。士気を高めるためにも、戦闘は晴れた日中に行いましょう。
複数人で一体のゾンビを相手にする
ゾンビと“サシ”で戦えるのは、銃火器を持つ訓練された兵士や元傭兵だけで、民間人は必ず複数名で一体のゾンビに挑むようにします。この際には、周囲の監視役・おとり役・動きを止める役・とどめを刺す役などを用意して、一体ずつ確実にゾンビの数を減らしていけるようにします。ゾンビの新手が現れた場合は無理をせず撤退をして、再度隙を狙うようにします。
対ゾンビ戦の基本的なフォーメーション
まずおとり役がゾンビ1体を誘い出します。次にリーチの長い棒や、刺股(さすまた)、あるいはロープなどを使って複数人でゾンビの動きを止めます。そして、おとり役がゾンビの気を引いているうちに、とどめ役がゾンビの背後に周り鈍器を使って後頭部から頭部の破壊を狙いましょう。遠距離攻撃が可能な武器を活用したいところですが、銃火器やクロスボウなどがなければ難しいため、原則は近接攻撃でとどめをさします。
ゾンビ対策⑦ 現実的な対ゾンビ用の武器選びのポイント
ゾンビとの直接戦闘は最後の手段であり原則はゾンビを回避することですが、戦闘が避けられない場合は「さすまた」がオススメです。避難時にゾンビを足止めするためのオススメ武器と使えない武器、拠点を維持する為に集団で戦う場合の戦法について解説します。
対ゾンビ用に求められる武器の性能や機能について
ゾンビ戦用に準備する武器は、ゾンビを牽制したり押しのけたりするための武器と、とどめを刺すための武器の2種類に分けられます。避難をする際には前者の武器を活用し、複数人でゾンビを倒す戦闘行為を行う際には両方の武器を活用します。またこうした武器を使うのは戦闘訓練を受けていない民間人ですので、ゾンビ用の武器には誰でも簡単に扱える簡便性と、長期間の使用にも耐えられる耐久性・メンテナンス性が求められます。
避難時にゾンビを押しのけたり、反撃時にゾンビを牽制するための武器
ゾンビから避難をする際に用いる武器は、ゾンビにとどめをさすための武器ではなく、ゾンビと鉢合わせをしてしまった際に、ゾンビを押しのけて逃げ去るための「避難道具」を準備します。この避難道具は移動時に常に携帯する必要がありますので、軽く、頑丈で、またメンテナンスも極力不要であることが望ましいです。リーチのある棒状のものや、あるいは椅子や膨らませたゴミ袋を活用してもよいでしょう。
反撃時に必要な「ゾンビにとどめをさす」ための武器
ゾンビの身体能力や知能が明らかになり、人間側に組織だった行動が取れるようになったら、ゾンビに対する反撃を試みます。この際には、前述のようにゾンビを牽制したり動きを封じたりするための道具と、とどめを刺すための武器が必要になります。ベストな武器はもちろん銃火器や刀剣類ですが、日本の場合入手が難しいことと訓練を受けていなければ扱えないため、民間人は基本的に鈍器を用いて戦闘することになります。
対ゾンビ用の武器としてオススメできない、ちょっとアレな道具
フィクションとしてのゾンビ映画やゲームには、対ゾンビ用として様々な武器や道具が登場します。例えば轟音を上げて回転するチェーンソーなどがすぐイメージできますが、これは耐久性・メンテナンス性に乏しく、また燃料も必要とするためサバイバル時の武器としてはオススメできません。また騒音がゾンビを呼び寄せる原因となりますので、むしろゾンビに囲まれて危険な状況になる可能性があり大変危険です。
ゾンビウィルス・パンデミックは現実にあり得るのか
当マニュアルを最後までお読みいただきありがとうございます。多くの読者様はこのマニュアルを楽しい読み物・フィクションとしてご覧いただいたことと存じます。しかし人間が想像できる災害は全て現実化する可能性があり、それはゾンビウィルス・パンデミックも例外ではないのです。
蘇生系ゾンビとウィルス系ゾンビ
ひとくちにゾンビと言っても様々な種類がありますが、大きく分ければ「蘇生系」と「ウィルス系」の2種類に分けられます。このうち蘇生系のゾンビはほとんどフィクションに近いものですが、ウィルス系のゾンビは、細菌兵器としてウィルスが製造されたり、あるいはゾンビそのものが生物兵器として作り出されたりする可能性がある、現実の災害予備軍です。
ゾンビ症状に似通っている「狂犬病」ウィルスという存在
ゾンビウィルスは体液の接触で感染をおこし、強い感染力と100%の致死率を持ち、感染者を凶暴化させる特徴を持っていますが、これは実在する「狂犬病ウィルス」の特性に似通っています。仮に狂犬病ウィルスが、鳥インフルエンザのように突然変異をおこし、人-人感染を起こすようになれば、ゾンビウィルス・パンデミックと同じ状況にならないとも限りません。
ゾンビ対策は既存の防災対策にもつながる準備
ゾンビ対策の一環として行う長期備蓄・籠城生活への備えは、首都直下地震や南海トラフ沖大地震、強毒性の鳥インフルエンザパンデミックや、天体衝突・破局的噴火・核戦争による日照障害が引き起こす社会機能の停滞への備えと同じものです。ゾンビ対策を進めることで、既存の災害への備えを行うことができますので、新たな防災対策の一環としてゾンビ対策を行ってもよいでしょう。
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ゾンビ発生時に想定される被害状況と対処方法
ゾンビが発生した際にはゾンビ自体の脅威以上に、致死率100%と言われるゾンビウィルスの感染やインフラの停止が問題になります。ゾンビウィルスによるパンデミックとはどのようなものなのか、ゾンビ発生により考えられる被害の種類や特性を個別に解説します。
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ゾンビ対策① 目の前でゾンビが発生し始めた際の対処方
ゾンビ発生時の基本はとにかくその場を離れること、自宅への籠城と避難の準備をしながら情報を収集することが重要になります。目の前に突如ゾンビが出現した場合に取るべき行動から、電車で乗り合わせた場合の対処方、避難のタイミングを専門家が解説します。
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ゾンビ対策② ゾンビ発生直後の情報収集と分析ポイント
ゾンビから避難するにせよ戦うにせよ、ゾンビウィルスの感染力やゾンビ自体の能力が不明であれば、計画の立てようがありません。ゾンビ発生を見知った場合には、テレビやインターネットの情報を元に、ウィルスやゾンビの特性を把握することがまず必要です。
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ゾンビ対策③ 安全な避難先の探し方と移動のポイント
ゾンビ災害時の移動の鉄則は「ゾンビと戦わないこと」であり、事前準備は武器の備えではなく安全なルート開拓が中心になります。またゾンビの身体能力・知能・五感によって安全な場所が変わるため、いきなり避難を開始せず情報を集めたから移動をしましょう。
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ゾンビ対策④ ゾンビと遭遇・鉢合わせした際の対処方法
ゾンビと鉢合わせをした場合、攻撃を回避しつつウィルス感染も防ぐ必要があるため、ゾンビと接触しないための行動を取ります。またいわゆる「ゲロ吐き攻撃」をしてくる可能性もあるため、正面で対峙せず武器やトラップを用いて押しのけることを考えます。
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ゾンビ対策⑤ 自宅で籠城をする際の準備と備蓄方法
ゾンビから身を守るためには、ゾンビの特性(身体能力、知性の高さ、五感の鋭さなど)が分かるまで自宅に籠城することが重要です。ライフラインが停止した状態での籠城方法、ゾンビパンデミック下におけるサバイバル方法について、準備物や対処方を解説します。
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ゾンビ対策⑥ 銃火器を用いずにゾンビと対峙する方法
銃火器や刀剣類を用いずにゾンビと戦う場合は、トラップやロープを用いてゾンビを足止めし、鈍器で頭部を破壊するようにします。また周囲の監視役、おとり役、トドメ役と、必ず複数人で1体のゾンビと対峙するなど、有利な状況で戦闘をすることが重要です。
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ゾンビ対策⑦ 現実的な対ゾンビ用の武器選びのポイント
ゾンビへの対策としてまず「武器」の準備を思い浮かべる方も多いですが、ゾンビとの戦闘は最終手段であることがまず前提です。そのため対ゾンビ用の武器は、とどめを刺すためではなく避難をアシストするための道具を最初に洗濯することが重要です。
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ゾンビの発生・ゾンビ災害は現実にあり得るのか
人間が想像できる災害は全て現実化する可能性があり、それはゾンビ災害、ゾンビウィルス・パンデミックも例外ではありません。ゾンビウィルスに特性がよく似ている狂犬病ウィルスとの比較、またゾンビ対策を他の防災対策に活用する方法を解説します。
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ゾンビ対策の専門家とは何者なのか?
当サイト「備える.jp」のゾンビ対策マニュアルはジョーク記事ではなく、防災対策の延長としてのゾンビ対処法をご案内します。固い防災対策を学ぶきっかけとして、他の災害への対処にも共通する要素が多いゾンビ対策を、専門家が大まじめに解説いたします。