ビニール袋とタオルで、おむつの作り方
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執筆者:高荷智也
災害や外出時、赤ちゃんのおむつが不足すると大変困ります。スーパーのビニール袋とタオルがあれば、簡易おむつがすぐ作れます。詳しい作成の手順をご紹介します。
簡易用おむつの作り方
- 材料(おむつ1回分辺り)
- 持ち手付きのビニール袋1枚
- タオル1枚
- 道具
- ハサミ1個
写真1:簡易おむつの材料と道具
簡易おむつを作る
ビニール袋をタテに裂く
まずビニール袋を縦に裂きます。2つの持ち手を切り開き、次に袋の左右のタテ面を一番下まで切り開きます。
写真2:ビニール袋をタテに裂く
ビニールにタオルを敷く
ビニール袋を切ったら、赤ちゃんのおしりを置くところにタオルを敷きます。
写真3:ビニールにタオルを敷く
簡易おむつを赤ちゃんにはかせる
おしりにおむつをあてる
タオルを敷いたおむつに赤ちゃんのおしりをあって、場所を決めてください。
写真4:おしりにおむつをあてる
おむつの大きさを調整する
おなかに当たる部分のビニール袋を、外側にくるくる巻いて大きさを調整します。できればおなかに接する部分までタオルを伸ばしてあげると、かぶれにくくなります。
写真5:おむつの大きさを調整する
ヒモを結んで固定する
おむつの大きさを調整したら、持ち手の部分を横で結んで固定します。
写真6:ヒモを結んで固定する
簡易おむつの完成
前後の位置を調整する
これで完成です。男の子であればタオルをやや前側に、女の子であればタオルをやや後ろ側にすると良いでしょう。
写真7:前後の位置を調整する
タオルはまめに交換する
災害時には難しいのですが、タオルは汚れたらすぐ交換してあげてください。洗って干せば繰り返し使えます。またビニール袋も汚れたら洗うことで繰り返し利用できます。
写真8:タオルはまめに交換する
注意事項
おむつはあくまでも簡易用
このおむつはあくまでも簡易用です。横漏れなども生じますので注意してください。また通気性が悪いため、適度におしりを外気に当てるなどして、ムレやカブレを防ぎましょう。
なお大きめのビニール袋を用いれば、介護用の簡易おむつや、女性の生理用品としても用いることができますが、わざわざそれようにビニールとタオルを用意するのではなく、最初から介護おむつや生理用品を準備しておくようにしましょう。