キッチンペーパーを折るだけ、紙マスクの作り方(大サイズ)
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執筆者:高荷智也
避難生活における「のど」の保護や防寒に使える、簡易マスクの作り方を詳しくご紹介。より単純な作り方で少しサイズが大きいマスクの作り方をご紹介します。
※簡易マスクは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「感染拡大の抑止効果」がありますが、自分への「感染防止効果」はわずかです、咳エチケットの補助としてお使いください。
キッチンペーパーで作る紙マスクの材料と道具(大サイズ)
小サイズの紙マスクと材料と道具は同じです。
- 材料(マスク1個辺り)
- キッチンペーパーやペーパータオル:1枚
- 輪ゴム:4個
- 道具
- ホチキスと針2本
写真1:紙マスクの材料と道具
紙マスクの本体を作成する
紙を広げて置く
まず紙を広げて置きます。
写真2:紙を広げて置く
プリーツを作っていく
紙の端から段々に折って、プリーツを作っていきます。机の端などを利用すると素早く折れます。
写真3:プリーツを作っていく
どんどんおります
力を入れると裂けてしまうので、優しく折ります。
写真4:どんどんおります
紙マスクの耳をつける
輪ゴムを用意
紙を段々に折りきったら、それにゴムの耳をつけます。輪ゴムを2個ずつ結んでください。
写真5:輪ゴムを用意
マスクの端に輪ゴムをつける
紙マスクの左右に輪ゴムを置きます。
写真6:マスクの端に輪ゴムをつける
マスクの端をホチキスで止める
輪ゴムをホチキスで留めて固定します。ホチキスの針を輪ゴムに刺さないように注意しましょう。
写真7:マスクの端をホチキスで止める
紙マスクの完成
これで折りたたんだ状態のマスクが完成です。
写真8:紙マスクの完成
紙マスクの裏側
紙マスクの口側です。優しく開かないと破けてしまうので注意しましょう。
写真9:紙マスクの裏側
紙マスクの表側
紙マスクの表側です。小サイズのマスクよりも端が裂けやすいので、注意してください。
写真10:紙マスクの表側
ペーパーマスクの装着。
紙マスクを装着するとこのようになります。マスクを開いた状態でゴムを引っ張るとすぐたたまれてしまうので、輪ゴムを片耳にかけてからマスクを開き、もう片方の耳にゴムをかけると装着しやすくなります。
写真11:ペーパーマスクの装着。
大きな紙マスクと小さな紙マスク
サイズを変えられます
マスクの折り方を変えると、サイズや丈夫さを変えることができます。ここでご紹介したマスクは左側の、やや大きめサイズのマスクです。
写真12:サイズを変えられます
注意事項
「自分に対する感染防止」効果はありません
この紙マスクはあくまでも簡易用です。新型コロナウイルスや新型インフルエンザウイルスなど、「自分に対する感染防止」効果はありません。
「他人に感染させない」咳エチケット補助効果はあり
いっぽう、いわゆる「咳エチケット」をサポートする機能、「他人に感染をさせない」ための効果は期待できます。感染者の咳やくしゃみをブロックすれば、ウイルスを含む飛沫の拡散を防ぐことができるためです。感染予防ではなく拡大防止のため、感染者がマスクをつけるようにしましょう。
防災用には最初からマスクを準備、品薄対策では使える場合も
とはいえ、この紙マスクはあくまでも簡易用の代用品です。防災対策の一環としてわざわざマスク用にペーパータオルと輪ゴムを用意するのではなく、最初からマスクを用意しておくようにしましょう。
大地震や水害の後、片付け時には防塵マスクを装着
大地震の直後や復旧時、また浸水害で水が引いたあとは、ガレキや汚泥由来の粉じんや微粒子、またアスベストやウイルスなど吸い込んではならないものが立ちこめます。喉を保護するために最低現「普通の」マスクを着用、片付けやボランティアに従事する際にはN95規格の防塵マスクを着用して作業をするようにしてください。
※簡易マスクは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「感染拡大の抑止効果」がありますが、自分への「感染防止効果」はわずかです、咳エチケットの補助としてお使いください。