懐中電灯に一工夫、明るいランタンの作り方
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執筆者:高荷智也
停電時、懐中電灯では部屋全体を明るくすることが難しく、食事や作業には不向きです。懐中電灯やスマートフォンのLEDライトに一工夫するだけで、周囲を明るく照らすランタンを作れます。
懐中電灯をランタンとして使う際の材料
- 材料
- 懐中電灯・ライト・スマートフォンなど
- ペットボトル、ビニール袋、コップなど
懐中電灯の明かりは周囲を照らさない
地震や台風で停電した際、明かりがなければ身動きが全く取れなくなります。しかしスマートフォンのLEDライトや懐中電灯は、手元や足下など1点を照らすのには優れますが、部屋全体を明るくしたり、机の周囲を広く明るくするのには適していません。
広い範囲を明るくするためにはLEDランタンやランプを使うと便利ですが、懐中電灯と違ってなかなか手に入らないことも。この場合は、懐中電灯に一工夫をするだけでランタン代わりに使える様になります。

写真1:懐中電灯では周囲が明るくならない
懐中電灯にペットボトルを乗せる
懐中電灯やスマートフォンのLEDライトの上に、ペットボトルをのせると光が乱反射して周囲が明るくなります。できるだけデコボコやヒダヒダがついたボトルを用いると、効率的に光を散らすことができます。
ライトが安定しない場合は、段ボールに刺したりテープで固定しても良いでしょう。またペットボトルの代わりに透明なコップをかぶせたりしても同じような効果が得られます。

写真2:懐中電灯にペットボトルを乗せる
懐中電灯にビニール袋をかぶせるく
ライトにビニール袋をかぶせても、光が乱反射して周囲が明るくなります。よく道路工事の現場や屋外イベントで用いられている、夜間用の照明に近い形です。
ビニール袋は口を縛っても良いですし、輪ゴムで止めてもテープで留めても大丈夫です。

写真3:懐中電灯にビニール袋をかぶせる
注意事項
大地震直後にロウソクは用いない
大きな被害をもたらす規模の震災となった際、地震直後は辺りに木くずや粉塵、がれきや木片が飛散し、大変燃えやすい状態になっています。明かりとしてロウソクや裸火のランプを用いることは、火災の原因となり大変危険ですから、絶対に使用してはなりません。
地震の際の明かり照明には、懐中電灯やLEDライト、電球を用いたランプやランタンを用いるようにしてください。